業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2020年9月第1週号

  • コロナ禍で大幅減、食卓への意識高まる ―― 家庭用・秋季新商品

     2020年秋の家庭用冷凍食品新商品は本紙調べで25社から99品、リニューアル72品が市場投入された。新商品は昨年の153品から54品減、リニューアル品は115品から43品減ともに3桁から2桁への大幅減となった。コロナ禍において内食需要拡大による生産体制の主力商品への集中、リモートワークや移動の制限などにより開発に伴う業務が困難だったこと等が大きく影響。一方でニーズが大きく変化する中、例年とは一味違った商品提案も見られ、食卓向けの充実、健康対応、高単価品など新たな価値提案が進んだ。

     内食需要の急激な拡大によりメーカーの生産体制が圧迫され、欠品が相次ぐ中、各社取り組んだのが既存主力品の生産確保。一方で大きく変化する消費者ニーズへの対応として限られたアイテム数の中で「Withコロナ」の商品提案を進めた。
     ニチレイフーズが食卓にもおつまみにも使える商品として「旨辛チキン」とともに、チャレンジしたのは冷凍調味料素材「いろいろ使えるピリ辛肉そぼろ」。料理を一段上のレベルに引き上げる商品を投入した。
     味の素冷凍食品は〈ザ★〉シリーズ第3弾「ザ★から揚げ」を新たに投入。こちらも食卓にもおつまみにもぴったりの商品のさらなる強化を進めた。
     コロナ禍、ダウントレンドだった状況を一気に盛り返したのがスナックカテゴリーだ。家庭内での昼食、間食機会が増える中、日本製粉ではニップンスナックシリーズを新たに提案。中でも今秋、目立つのがピザアイテムの投入でありマルハニチロは「ミニピザ」「Cheeees!Pizza」でピザ商品を強化、デルソーレもプレミアムピザ2品を投入している。また、和風スナックでは山崎製パンが中華まんに新たにチャレンジしており、この秋スナックは注目のカテゴリーとなりそうだ。
     昼食シーンで強さを発揮する米飯カテゴリーに新アイテムを追加したのが日本水産とテーブルマーク。日本水産は「Wカルビ飯」、テーブルマークは「ビーフガーリックライス300g」とともに男性を意識したラインアップとなっている。
     外食の受け皿として冷凍食品に対しての期待が高まる中“おうち外食”などのフレーズとともにちょっと上質な高単価品の提案も進んだ。日清フーズと日本製粉はそれぞれ全面刷新やアイテム追加で高価格帯を強化。キンレイも〈お水がいらない鍋〉シリーズでさらなる単価アップを狙った。
     コロナ禍において健康管理にも意識が向く中、機能性表示食品の冷凍うどんを家庭用で発売したのはシマダヤ。米久はトレンドの代替肉商品7品を投入し、健康ニーズへの対応を図った。

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2020年8月第5週号

  • オンライン提案会スタート ―― 尾家産業

    尾家産業ブース
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     尾家産業は8月19日、「2020年秋季On―line提案会」をスタートした。テーマは「つながるOIE」とし、デジタルでも外食ユーザーとメーカーをつなげる同社の役割を示した。出展社数は約100社からスタートし、随時増やしていく。27日現在で来場者数は東名阪の取引先を中心に3000人を超えており、期間中1万人を目指す。オリジナル企画では、「テイクアウト」へのメニュー提案や、飲み物と料理のマリアージュ「フードペアリング」等を用意し、コロナ対応からアフターコロナまでを見据えた提案に力を入れた。

     提案サイトの構成は、①尾家産業ブース②キーワード検索(飲食店/給食/中食/ヘルスケア/朝食/時短&人手不足/主食/主菜/副菜/デザート&飲料)③協賛企業検索④カテゴリー検索⑤お気に入りリストとした。商品登録数は冷凍食品カテゴリーが280品。メーカー商品の紹介ページには、声と言葉で商品を案内する「商品紹介動画」も準備し、安全確保のために試食できないという2次元提案会のデメリット解消にも努めた。
     来場したユーザーはまず、気になる商品を⑤お気に入りリストに追加し、その中からサンプルを依頼できる仕組み。秋冬商品については、依頼期間は8月19日~9月19日まで(サイトの公開は年末まで)。
     ①尾家産業ブースは、特別企画「テイクアウト」「フードペアリング」をはじめ、「冷凍おせち」「やさしいメニュー」「新発売PB商品」をこれまで通り案内する。
     説明に当たった坂口泰也取締役営業本部長は、「安全を優先して提案会中止を決定したが、こんな時こそ、新しいメニューや、新商品の情報がほしいとの声があり、まずオンラインではやってみようということ。日々改善できるのはオンラインならではのメリットだ。既存の取引先様だけでなく新規ユーザーへの営業にも活用しており、一人でも多くの方に見ていただきたいとは思っている」としている。

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2020年8月第4週号

  • レシピコンテスト開催 ―― 冷食協

    レシピコンテスト開催
    各部門グランプリ1名に10万円、
    準グランプリ各4名に1万円の商品券

     (一社)日本冷凍食品協会は、冷凍食品100周年を記念して「冷凍食品100周年~10月18日は冷凍食品の日~冷凍食品レシピコンテスト」を開催することを発表し、8月17日より特設サイトで応募を開始した。同コンテストは、一般部門、ジュニア部門(中学生以下)の2部門で行われ、1次、2次審査を経て、グランプリ各部門1名、準グランプリ各部門4名を選び、審査結果は10月18日の冷凍食品の日に読売新聞朝刊、協会ホームページ等で発表される。コンテストを通じて、身近にある冷凍食品の魅力を知ってもらう。

     同コンテストは、今年度事業計画で「冷凍食品の日PRイベント」として10月15日に予定していた著名人によるトークショー、試食会のイベントを、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い今年度は取り止め、代替イベントとして行うもの。
     同レシピコンテストは、冷凍食品を使ったオリジナルレシピを考案してもらうことで、身近にある冷凍食品の魅力を知ってもらうことを目的としており、初の開催となる。コンテストは一般部門、ジュニア部門(中学生以下)の2部門。考案レシピの応募は8月17日~9月13日まで同コンテスト特設サイトで募集し、10月18日の冷凍食品の日に読売新聞朝刊、協会ホームページ等で発表する。
     応募内容は冷凍食品を活用した料理レシピ(材料、作り方)、料理写真、こだわりのポイントなどを記載し、特設サイトに応募する。応募期間は8月17日~9月13日23時59分まで。賞品は一般部門、ジュニア部門ともグランプリ各部門1名には10万円分の商品券、準グランプリ各部門4名には1万円分の商品券。
     審査方法は、1次書類審査、2次調理審査。1次審査は冷凍食品調理コンサルタント12名、協会事務局が行い。2次調理審査では、冷凍食品アンバサダーの三國清三氏を審査委員長とし、副審査委員長の大櫛顕也二本冷凍食品協会会長、同コンサルタント数名の委員とともに、1次審査を通過したレシピを再現し、試食審査を行う。審査ポイントは、おいしい、手早くできる、オリジナリティがあるの3点。
     コンテストの告知については、8月17日に協会ホームページ、読売新聞夕刊、PRワイヤーで告知。8月26日にレタスクラブウェブで告知する(詳細を本紙に掲載)。

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2020年8月第2週号

  • 食嗜好分析システムを開発 ―― ニチレイ

    ニチレイ
    個人向けアプリ

     ニチレイは4日、個人の食の好みを分析し、それぞれの好みにあったレシピや情報提供を可能にする新たな食嗜好分析システム「conomeal」を開発したことを発表した。「conomeal」は、個人の食意識、気分、環境から、食の好みをAIが分析し、個人に合う食を提案するシステム。好みを診るという意味と、食事を意味するmealをかけあわせて「conomeal」と名付けた。

     今回、サイコメトリクス(心理計量学)の活用により、個人がもともと持っている食意識(食に対する価値観のこと)を判定し、気分や環境を加味した食の好みの分析が可能になった。これらの分析データに基づき、それぞれの好みにあった料理・レシピを提案することができる。
     AIは、北海道大学情報科学研究院の川村秀憲教授をアドバイザーに迎え開発した。
     従来の提案型AIは、料理の画像や食材購入履歴など過去の実績データを活用しているが、食意識タイプや気分などの心理的要素を分析に利用しているところが「conomeal」の画期的な点。同社では、「個人向け企業向け問わず様々な場面で、「conomeal」を通じた新しい価値提供が可能になってくる」としている。
     具体的なサービスとして個人向けに開発したものが、つくりおき献立を提案する「conomeal kitchen」というスマートフォン用アプリ。
     日々の献立作りや食材の買い物、調理などをの効率化を図るため“つくりおき”に着目。
     ユーザーが6つの質問に答えることで、AIがユーザーの食の好みを分析し、その人に合った献立を提案する。
     同アプリは、まず試用版について9月末にβテストを実施する。

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