冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2026年4月第2週号

ポッポブランドでスナック冷食強化、冷食売場1.5倍に ―― イトーヨーカ堂

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小笠原マネジャー(左)と白澤ポッポ部総括マネジャー
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売場でもポッポブランドを全面に

 イトーヨーカ堂は店内に設置するフードコート〈ポッポ〉を冠した冷凍食品の展開を本格化する。6日からスナック、揚げ物など11品を順次発売し、店頭でコーナー化して売り込む。ブランドのコンセプトはNBよりも品位が高く、価格を抑えること。ファミリー層をメインターゲットに、シニア層にもアプローチする。6日に都内で開いた会見で明らかにした。なお、会見では今後の店舗改装に併せて冷凍食品売場を1.5倍に拡大する方針も表明している。創業から100年を超える小売業界の雄が冷凍食品の大幅な強化に舵を切った。

 今回発売した新商品は、「フライドポテト」「今川焼」などフードコートの売れ筋と、「アメリカンドッグ」「ピザ」「コロッケ」などの「ポッポで売っていそうな」メニュー。「フライドポテト」はフードコートや惣菜部門と原料を共有している。全体としてユニット単価を訴求できる大袋の展開が目立つ。今後は中食、おやつ系の開発にも取り組んでラインアップを拡充する。
 2025年度に同社のスナックカテゴリーの販売数量が前年比97.8%と苦戦したことから、誕生から50年の歴史を持つ〈ポッポ〉を冠した商品の投入でテコ入れする。
 同社の小笠原優デイリー食品部統括マネジャーは「先行して発売したフライドポテトがヒット商品になり、イトーヨーカドーの来店者に〈ポッポ〉ブランドが支持されていることが分かったことからシリーズ化に踏み切った。冷凍スナックの新ブランドとして育成する」としている。
 今後は他の温度帯での展開も検討している。冷凍食品の新商品は次の通り。
 「ポッポの今川焼」(8個入り、税別599円)、「同たい焼」(6個入り、同499円)、「同たこ焼」(25個入り、同)、「同むねからあげ」(600g、同699円)、「同ももからあげ」(同)、「同アメリカンドッグ」(6本入り、同399円)、「同牛肉コロッケ」(5個入り、同399円)、「同ハッシュドポテト」(8枚入り、同)、「同ソーセージピザ」(1枚入り、同)、「同マヨコーンのピザ」(同)、「同ポテト」(800g、同599円)。

■冷食売場を大幅に拡大

 会見では、今後の店舗改装に併せて冷凍食品売場を1.5倍に広げる考えも明らかにした。
 今年度は10店舗が対象になる。冷凍食品売場をSMのメイン通路から見える惣菜売場の横に移動して、即食として関連付ける。同社冷凍食品売上が18年比で1.8倍に拡大していることから、店舗の成長ドライバーに位置付けて強化する。
 なお、小笠原統括マネジャーは25年度の冷凍食品の販売動向について「ワンプレート、ピザ、冷凍野菜、ブルーベリーやアサイーなどの冷凍フルーツが良く動いた。当社のPB〈EASEUP〉も18年比で売上が3倍に増えている」とした上で、今年度の売上は同1割増を目指すと語った。

茨城に@FROZEN ―― イオンリテール

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売場面積は353㎡・1500SKUを取り揃えた
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大能商品部長

 イオンリテールは3日、茨城県水戸市の「イオンスタイル水戸内原」に食品専門売場「@FROZEN」を出店した。茨城では初出店に。売場面積は、約353㎡。品数は約1500品目を取り揃えた。
 「HEAT」(温めてから食べられる)「EAT」(解凍してそのまま食べられる)「COOK」(調理の下ごしらえがされている)の三つの売場を構成し、「朝食」「ランチ」「ディナー」「おつまみ」「スイーツ」という五つの食シーンを軸に商品を揃えた。約120SKUの新規商品を導入した。平台では、茨城県産「笠間の栗」を使用した「笠間モンブラン」などを展開。地元食材を活用した商品やご当地麺、韓国系トレンド商品などを取り入れ、幅広い世代に対応するラインアップを構築した。有名店の味を家庭で手軽に楽しめる商品も強化した。
 子どもをターゲットにした商品も展開し、新たな利用シーンの提案を行う。
 施設内のSMの冷凍食品売場と、「美味しさ・発見・特別感」を提供する「@FROZEN」の棲み分けを明確にすることで、カニバリゼーションを抑えながら施設内の冷凍食品の売上を拡大する。
 一般的なSMの冷凍食品売場と異なり、惣菜や主食中心ではなく、視覚的に訴求力の高いスイーツ・アイスを主軸に展開する。消費者に「立ち寄って楽しむ」体験価値を提供する。デジタルサイネージと連動した販促施策を展開し、さらに2週間ごとに商品ラインナップを更新して、季節性やトレンドに合わせた売場づくりを行った。
 これまで店舗では若年層(MZ世代)の取り込みが課題だったことから、売場前面に若年層に訴求できる商品を並べ韓国系商品も追加。売場もコスメコーナーから見えやすい位置に配置して来店動機を創出した。
 大能雄食品本部デイリーフーズ商品部長は、「売上についてはSMの冷食売場との合計で倍増を目指す。今後は試食提案や売場の演出を通じて体験価値を高め、来店客の購買意欲を強めたい」とした。

「お弁当に冷食」増加 ―― ニチレイフーズ・お弁当調査

 ニチレイフーズは6日「全国お弁当事情に関する調査」の結果を公表した。調査対象は全国に住む20代~60代の男女、Webアンケート調査で行われ、回答者数は約3万人。調査期間は2月10日~2月25日。4月10日の「お弁当初めの日」に合わせて行われた。
 結果によるとお弁当を月1回以上作る人の割合は6年前と同程度だが、お弁当作成者の中では、自分用に作る人が81.2%と、調査を開始した2017年以降最も高い結果になった。
 年代別にみると若者の男性比率が上昇。お弁当は作ってもらうものから持参するものに変わっている傾向がうかがえた。
 またお弁当に冷凍食品を週に1回以上使用する人は63.0%となり、冷凍食品を使用することは、忙しい生活に適応した選択肢として受け入れられていることが明らかになった。
 「お弁当始めの日®」は同社調査により、お弁当が食卓に並ぶ頻度やお弁当作りの需要が4月10日前後に高まることから、4月10日を「お弁当始めの日®」として一般社団法人日本記念日協会に登録申請をし、2017年に認定された。
 【結果概要】自分用にお弁当を作る人が81.2%/2017年以来最も高い数値に/お弁当を作る女性は減少する一方、男性の割合が増加/お弁当の品数は平均3・4品/自分用は控えめ、作ってあげる相手には多めに/週に1回以上、お弁当に冷凍食品を使用する人は63%/今後も使用を続けたい67.5%/手作りのお弁当にかける経費は平均252.8円 平日の中食、外食代の半額程度。

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