業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2019年1月第4週号

  • 食の主役化を推進 ―― キユーピー・第9次中計

    長南社長
    長南社長

     キユーピーは11日、東京・渋谷の同社本社で2019-2021年度キユーピーグループ中期経営計画(第9次中計)を発表した。新中計では国内での持続的成長と海外での成長加速を実現。国内では調理・調味料、サラダ・惣菜、タマゴの3事業に集中し、‘食の主役化’を推進していくとともに、海外では中国・東南アジアを中心に展開を加速していくことを発表した。事業区分も変更し、新たな体制で臨む今年は創業100周年も迎える。環境変化に対応し利益を創出する力を高め、国内、海外でさらなる存在感を発揮していく。
     第9次中計においては従来の事業区分も変更。調味料事業は加工食品事業に含まれていたアヲハタ㈱以外を調味料事業に移管するとともに、名称を調理・調味料事業に変更する。加工食品事業のアヲハタ㈱については「フルーツソリューション事業」として独立させる。また、物流システム事業に含まれていた賃貸に係る取引を共通事業に移管し、物流事業に名称を変更していく。
     重点指標としては21年11月期で営業利益率6・5%以上(18年11月期5・8%)、ROE8・5%以上(同8・1%)、国内3事業事業利益率8・8%(同8・0%)、中国・東南アジア売上成長率(年平均伸長率)110%以上を目指す。
     業績目標は21年11月期で売上高5850億円(前年同期比0・7%増)、営業利益380億円(同4・7%増)、経常利益390億円(同4・4%増)。
     国内では最適生産体制の構築を図り、8~10次中計で約20拠点を集約・統合。海外事業ではマヨネーズ、深煎りごまドレッシングを世界戦略商品に位置付け、サラダ需要の拡大・深耕を図る。
     説明に当たった長南収社長は「中期経営計画では国内の持続的成長と海外での成長加速を実現していく。第9次中期計画の初年度に当たる2019年は当社の創業100周年となり、次の100年を見据えて利益を創出する力を高めていく。「2030ビジョン」ではマヨネーズとドレッシングを中心にさらなるタマゴの魅力を世界に広げるため、メニューなどの提案力や技術力で食卓を楽しくすることができるようなサラダとタマゴのリーディングカンパニーを目指していく。第9次中計はこの「2030ビジョン」へ向けた第1ステージと位置づけ得意な分野を目指すとともに社会的な課題にも取り組んでいく」とした。(詳細を本紙に掲載)

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2019年1月第3週号

  • 主力強化と需要創造両軸に ―― ニチレイフーズ・家庭用新商品

    カラッと美味しく刷新した特から
    カラッと美味しく刷新
    骨付き肉ならではの旨味が味わえる手羽から
    骨付き肉ならではの旨み

     ニチレイフーズは、春の家庭用新商品10品、リニューアル品18品を3月1日から発売する。今春も「日本の食卓に、冷凍食品のできること」のスローガンのもと、「力強いカテゴリーの推進」と「新規需要創造への挑戦」を両輪に冷凍食品マーケットの拡大を図る。

     春の新商品の提案のコンセプトは(1)カテゴリーを牽引するNo.1商品の磨き上げ(2)米飯類の新提案(3)大人満足「お弁当にGood!」の拡充(4)食卓向け・おつまみ・お弁当・おやつなどマルチな食シーン向け商品の充実(5)北海道産冷凍野菜の投入の5点。No.1商品に育った「特から」は、揚げる際の余熱を活用し肉にじっくりを火を通す〈新製法・三度揚げ〉で吸油率が20%ダウン。カラッと美味しく刷新。単品売上高100億円に成長した「本炒め炒飯」は鍋肌しょうゆの香ばしさを演出しさらにおいしくなった。
     米飯類では、もち麦と彩りの良い6種の野菜が入った女性目線の新商品『厚切りベーコンと彩り野菜のピラフ』を新提案。さらにオムライスベースとして利用機会の拡大を図る『チキンライス』をリニューアルした。「具材たっぷり五目炒飯」は具材(卵、にんじん、しいたけ)を10%増量した。
     〈お弁当にGood!〉シリーズには「しょうが香る!豚のから揚げ」「採れたてコーンぎっしりフライ」の2品を上市。食卓のマルチな食シーンへ向けて、骨付き肉ならではの旨味が味わえる手羽中の唐揚「手羽から」を投入。さらに手間のかかる「なすひき肉はさみ揚げ」「鶏むね肉の磯辺揚げ」を食卓向けに提案。スナック商材には「今川焼(濃厚クリームチーズ)」をラインナップ。
     国産冷凍野菜は、北海道産の素材の冷凍野菜「レンジでおいしい!北海道産フライドポテト」「北海道産ミックスベジタブル」「北海道産スイートコーン」の3品を投入する。

    ■米飯5品10%値上げ

     同社は、市販用米飯「本格炒め炒飯」「具材たっぷり五目炒飯」「チキンライス」「えびピラフ」「サイコロステーキピラフ」の5品を3月1日から10%値上げする。

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2019年1月第2週号

  • 業務用中心に値上げ発表相次ぐ

     18年年末は冷凍食品の値上げ発表が相次いだ。中心となるのは業務用冷凍食品。メーカー各社は一様に原材料費、人件費、物流費、エネルギー費の高騰がもはや各社のコスト削減や効率化といった取組みだけでは補いきれない状況を訴えた。改定時期は3月1日、4月1日を予定しており、既に取引先への案内は始まっているが、19年はこれら値上げに至る諸要因の説明とともに、再度、冷凍食品の価値をしっかりとユーザーそして消費者に認識してもらう1年としていかなければならない。

     既に値上げを発表していた味の素冷凍食品、ニチレイフーズ、シマダヤ、東洋水産に続き、業務用冷凍食品で値上げを発表したのは日本水産、マルハニチロ、テーブルマーク、ヤヨイサンフーズ、昭和冷凍食品の5社。家庭用では日本製粉が米飯類やグラタン・ドリアなどの値上げを発表、12月26日現在で10社が値上げを発表している。なお、大々的な発表はしないもののここに挙げた10社以外でも業務用メーカーでは値上げの案内は進めており、個別にタイミングを計りながら既に実施されているものもある。
     家庭用に目を向けるとシマダヤ、東洋水産、日本製粉の3社が値上げを発表。その他メーカーからは厳しい状況ではあるものの、「まだそのタイミングではない」との発言もあり、各社状況を見守っている。(詳細を本紙に掲載)

    価格改定一覧
    価格改定一覧
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2018年12月第3週号

  • 18年生産量は微増161万t ―― (一社)日本冷凍食品協会・伊藤会長

    伊藤会長
    伊藤会長

     (一社)日本冷凍食品協会の伊藤滋会長は12日、東京・豊洲のマルハニチロ本社で冷凍食品記者クラブに対して年末会見を開いた。伊藤会長は18年の国内生産量について、「前年比100~101%、160~161万tになる」との見通しを示した。家庭用は堅調に推移したものの、業務用が自然災害の影響などにより弱含みで推移していることが要因とした。需要については、「社会構造の変化や人手不足の深刻化が冷凍食品の需要拡大の機会が増える」とした。

     伊藤会長は、今年の冷凍食品業界について、「夏以降の自然災害が設備投資と消費に大きく影響した」と述べ、「家庭用は各メーカーにより売上の差があるが、各社の強みと消費者ニーズに合う商品開発、積極的なメディア露出などで、前年を上回っている。一方、業務用は惣菜などの中食は引き続き堅調に推移しているが、外食などが天候や北海道胆振東部地震の影響によるインバウンド減などで弱い動きだ」とした。
     1―12月冷凍食品の生産量の見通しについては、「現時点は前年比100%~101%、数量では160万~161万tの微増とみている」としながら、「2016年の102.3%、29年の105.3%に比べると、伸びが落ち込んだが決して踊り場ではない。一時的なものである」と強調した。需要については、「今後も少子高齢化、女性の社会進出、単身世帯の増加など社会構造の変化や人手不足の深刻化が冷凍食品の需要拡大の機会が増える」とした。(詳細を本紙に掲載)

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