更新情報・今週のヘッドライン
2026年3月第3週号
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麺中心に夏場への提案拡大 ―― 26年春夏家庭用新商品
2026年春の家庭用冷凍食品新商品は本紙調査で主要冷凍食品メーカー22社から114品の発表数となった。昨年春の101品からは13品の増加となったものの、24年春の121品、23年春の146品には及ばず、絞り込み傾向は続いている。リニューアル品は113品で前年103品から増加した。今春の新商品・リニューアル品の主だった傾向傾向としては①猛暑・夏場の長期化への対応②ワンプレートのバラエティ化③丼の具の拡大④二極化対応のさらなる加速―が挙げられる。
今春は猛暑、夏の長期化が昨年に引き続き見込まれる中、麺類を中心に夏場に向けた提案を各社強化している。ニチレイフーズは氷を使用した独自技術で冷たく仕上がる「冷やし豚しゃぶうどん」を投入。テーブルマークは「カトキチ極細さぬきうどん3食」を流水解凍対応にする他、「讃岐麺一番肉うどん」を期間限定で温冷兼用つゆに変更した。日清食品冷凍も“夏のつゆだく麺”をテーマにつゆだくタイプのまぜそばやひもかわうどんを提案。シマダヤも冷やしておいしい更科そばを投入した。
プレート品のアイテム拡大、バラエティ化も加速している。ニップンは「3種野菜と海老のチリソース&天津飯」で中華メニューに挑戦。イートアンドも中華弁当に「直火炒飯と回鍋肉」を追加した。ニッスイは丼もの新シリーズ〈まん福どん〉として「おだし香るかつ丼」を投入。日本ハム冷凍食品も新規にワンプレートに参入し、カレーとナンの新規性のある商品を提案した。
丼の具の拡大。Umiosは「五目中華丼の具」等、お茶碗一杯分に最適な商品3品を提案。ハインツは「シュクメルリ風チキンクリームライスの具」、トロナは「なか卵 親子丼の具」をそれぞれ発売しており、カテゴリーの充実が図られている。
二極化対応も進んだ。日清製粉ウェルナは〈青の洞窟〉にエントリーラインの商品を投入。味の素冷凍食品は素材にこだわる「ずっしり大餃子」で餃子、プレミアムアイテムを追加した。一方で、節約志向に対してはニチレイフーズがハーフサイズの「半チャーハン」はじめ、「懐かしの炒飯」「懐かしのえびピラフ」「焼おにぎり8個入」を価格対応型商品とした。
なお、新商品投入数が最も多いのはニチレイフーズの18品、次いでニップンの17品となっている。
2026年3月第3週号 その他の記事
2026年3月第2週号
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二人三脚で企業変革を加速 ―― Umios

握手する安田新社長(左)、池見新会長Umiosは2日、東京・高輪の本社で、4月1日付で池見賢代表取締役社長が代表取締役会長兼CEOに、安田大助取締役専務執行役員が代表取締役社長執行役員兼COOに就任するに当たり記者会見を開いた。池見氏は「未来を見据えたスピード感ある経営が求められている。安田新社長と二人三脚でタッグを組み企業変革を加速させる」と述べた。安田氏は「固定観念を捨て既存を見直し、新たな価値創造という変革の旗印を現場に着実に実装し、結果に繋げていく」とした。
同社では、4月1日よりスタートする新年度を「企業変革実働元年」と定めており、池見氏は2020年の社長就任以来、コロナ禍や資源問題、円安など急激な環境変化に直面してきたと振り返り「未来を見据えたスピード感のある経営が求められている」と強調した。CEO、COO体制の導入は同社初となる。池見氏は、「これほど変化が激しく、かつ早い判断が必要な時に1人の代表者だけでは厳しいと以前から感じていた。単独の指揮ではなく安田新社長と二人三脚でタッグを組む体制が最適と判断した」とした。
安田氏については、事業理解の深さや現場への強いコミットメントに加え「人を大事にしている点」が選任理由だと説明。「社員からの信頼も厚く、組織をより強く、しなやかに導く人物」と評価した。今後は池見氏がグループ全体の監督とガバナンス強化を担い、安田社長が事業執行を統括する役割分担で「企業改革を加速させる」とした。「企業改革の挑戦は既に始まっているが、これからが本当のスタートだ。社員一人一人が前向きに挑戦し、変化を楽しんで共創する文化を育て、失敗を恐れないで挑戦し次の学びに繋げていきたい。この循環がグループを強くして未来を切り開いていくと強く確信している」と新体制で長期ビジョンと中期計画の成果最大化を目指す方針を示した。
安田氏は、社長就任に当たり「長い歴史と伝統を持つ当社の舵取りを任され、身の引き締まる思いだ。池見社長の意思を着実に引き継ぎ、固定観念を捨てて既存を見直し、新たな価値創造へという変革の旗印を事業の現場で着実に実装し、結果に繋げていく」とし、「2035年を見据えた長期ビジョン、持続可能なタンパク質の提供と健康価値の創造、この実現に向けて収益力を持続的に向上させるだけではなく経済価値、環境価値、社会価値を三位一体にして最大化をした上で選ばれ続ける企業になることをけん引していく」と述べた。
池見氏がガバナンス強化を担い、自身が実行責任を負う体制の下で「変革を止めることなく深く、早く実装する」。「社名に込められた『one』の精神を重視し、部門やグループ全体がワンチームとして動く。さらには社会との連携を強化する。当社グループの強みは圧倒的な調達力と高度な加工技術力にあるが、この二つのシナジーを進めていくことで市場や消費者の方々のニーズをつかみ、他社には類のない多様な流通チャネルに乗せて、当社ならではの提案力を発揮していく。これこそが最大の強みになるのではないかと考えている。この『メーカー型流通業』というスタイルにおいて、私自身、これまでの経験を活かし、流通機能の強化に特に注力をし、社内外の連携を深め、これを確実に実行していくことで、実績に寄与し、企業価値の向上につなげていきたい」とした。
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2026年3月第1週号
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新社長に安田専務、池見氏は会長CEO ―― Umios

安田氏
池見氏Umios(3月1日付でマルハニチロより社名変更)は、4月1日付で安田大助取締役専務執行役員が代表取締役社長執行役員兼COOに就任し、池見賢代表取締役社長は代表取締役会長兼CEOに就く。3月1日、新社名「Umios」への移行および本社移転を経て新たな成長ステージに入るにあたり、「挑戦」と「共創」の企業文化醸成、加えて新長期ビジョンおよび中期経営計画で掲げた重点施策の実行を一層加速するため、経営体制を強化することとし代表取締役の異動を決議した。
同社は2025年3月公表の新長期ビジョンおよび中期経営計画「For the ocean, for life 2027」で掲げた方針に基づき、海を起点とした価値創造力によって「食」を通じて人と地球の健康に貢献するソリューションカンパニーへの変革を推進している。
池見氏は2020年の社長就任以来、サステナビリティ経営とグローバル展開を推進し、環境配慮と企業価値向上の両立に取り組んできた。さらに2024年の本社移転、2025年の社名変更決断など企業変革を主導し、挑戦と共創を重視する企業文化の醸成に尽力した。
こうした改革を経て新たな成長段階に入ることから、重点施策の実行を一段と加速するため経営体制を強化する必要があると判断し、今回の代表取締役異動を決議したとしている。
新体制では、池見会長がCEOとしてグループ全体の監督とガバナンス強化を担い、安田社長がCOOとして経営戦略、事業ポートフォリオ管理、投資判断など業務執行を担う。
池見新会長は就任に当たり以下の通りコメントしている。
「2020年より代表取締役社長を務めてきたが、このたびソリューションカンパニーへと進化するスタートラインとして、今回の人事を決定した。水産・食品の両分野にまたがる食材流通部門に長く携わり、海外戦略部門長としてグローバルな視点を有する安田新社長は、その経験や強みを生かして、新長期ビジョンおよび中期経営計画を達成し、企業変革のスピードをさらに加速させることができると確信している」
安田新社長は以下の通りコメントしている。
「146年の伝統を受け継ぐUmios株式会社の舵取りを任されることに、身の引き締まる思いだ。当社グループの強みは、消費者ニーズを的確に捉え、顧客起点で鍛え上げた高い提案力をもとに、圧倒的な資源調達力と高度な加工技術力から生み出された商材を、当社グループならではの多様な流通チャネルで販売する食材提供力だ。私はUmiosグループの持つ強さとグローバルな可能性をさらに加速させ、社名『Umios』に込めた『One』の精神で社内外のステークホルダーとひとつにつながり、先頭に立って成長戦略を確実に推進、実行していく」
安田大助(やすだ・だいすけ)氏は、1961年9月2日生まれの64歳。神奈川県出身。1985年3月早稲田大学教育学部卒、1985年4月大洋漁業(現マルハニチロ)入社、2014年4月水産第一部長、18年4月九州支社長、20年4月執行役員業務用食品ユニット長兼関西、中四国、九州支社担当、22年4月常務執行役員、25年4月専務執行役員(現)、25年6月取締役(現)
【代表取締役異動】(4月1日)▽代表取締役会長CEO (代表取締役社長)池見賢▽代表取締役社長執行役員COO (取締役専務執行役員)安田大助
2026年3月第1週号 その他の記事
2026年2月第4週号
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新社長に嶋本取締役 ―― ニチレイ

嶋本氏ニチレイは17日開催の取締役会で、4月1日付で新社長CEO※に嶋本和訓(しまもと・かずのり)取締役上席執行役員が就任することを決めた。大櫛顕也社長は代表取締役会長に就任する。また、企業理念である、ミッション・ビジョン・バリューズを4月1日より刷新。創立80周年を迎え、食品事業の統合を控えた今、食を通じて人と社会、地球に幸せと価値を届けるという使命を改めて認識し、グループ共通の新たな企業経営理念の下、挑戦と成長を推し進めていく。
嶋本新社長の略歴は次の通り。
1972年2月5日生、1996年4月ニチレイ入社、2014年4月ニチレイロジグループ本社 上海駐在員事務所、2017年4月同社バンコク駐在員事務所所長、2020年4月同社営業戦略部長、2021年4月同社執行役員経営企画部長、営業戦略部長、2023年6月同社取締役執行役員 経営企画部長、営業戦略部長、2024年4月同社代表取締役社長(現任)、2024年6月株式会社ニチレイ取締役上席執行役員(現任)。
※CEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者)
■ミッション・ビジョン・バリューズ刷新
ニチレイは、変化を前向きに受け止め、未来に挑戦し続けるための指針として、企業理念である、ミッション・ビジョン・バリューズを刷新する。特にミッションは1996年から30年ぶりの改定となる。
ニチレイグループ
▽ミッション『食から広がる幸せを、ニチレイが未来へつなぐ』
▽ビジョン『食と人と地球の懸け橋になる、価値創造カンパニー―冷やす力を活かした食のバリューチェーンで、新たな価値を生みだし、人と地球がともによろこぶ食の未来をつないでいきます。』
▽バリューズ『〈ニチレイズム〉誠実に向き合う 質を追求する 期待を超えて挑む 力を合わせ共創する 人を大切にする』
ニチレイフーズ
▽ミッション『食から広がる幸せを、ニチレイが未来へつなぐ』
▽ビジョン『食と人と地球の懸け橋になる、価値創造カンパニー冷凍の力でくらしに笑顔と感動を届けます―地球の資源を守り育てながら、素材を見極める目、おいしさを生み出す独自技術で、新たな食の在り方を創発し、社会から最も信頼される存在になります』
▽バリューズ『〈ニチレイズム〉誠実に向き合う 質を追求する 期待を超えて挑む 力を合わせ共創する 人を大切にする―“ハミダス”(つぎの一歩へ)もっと、チャレンジして もっと、思いやりをもって もっと、楽しく』