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今週のヘッドライン|2026年2月第4週号

新社長に嶋本取締役 ―― ニチレイ

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嶋本氏

 ニチレイは17日開催の取締役会で、4月1日付で新社長CEO※に嶋本和訓(しまもと・かずのり)取締役上席執行役員が就任することを決めた。大櫛顕也社長は代表取締役会長に就任する。また、企業理念である、ミッション・ビジョン・バリューズを4月1日より刷新。創立80周年を迎え、食品事業の統合を控えた今、食を通じて人と社会、地球に幸せと価値を届けるという使命を改めて認識し、グループ共通の新たな企業経営理念の下、挑戦と成長を推し進めていく。

 嶋本新社長の略歴は次の通り。
 1972年2月5日生、1996年4月ニチレイ入社、2014年4月ニチレイロジグループ本社 上海駐在員事務所、2017年4月同社バンコク駐在員事務所所長、2020年4月同社営業戦略部長、2021年4月同社執行役員経営企画部長、営業戦略部長、2023年6月同社取締役執行役員 経営企画部長、営業戦略部長、2024年4月同社代表取締役社長(現任)、2024年6月株式会社ニチレイ取締役上席執行役員(現任)。
 ※CEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者)

■ミッション・ビジョン・バリューズ刷新

 ニチレイは、変化を前向きに受け止め、未来に挑戦し続けるための指針として、企業理念である、ミッション・ビジョン・バリューズを刷新する。特にミッションは1996年から30年ぶりの改定となる。

ニチレイグループ
 ▽ミッション『食から広がる幸せを、ニチレイが未来へつなぐ』
 ▽ビジョン『食と人と地球の懸け橋になる、価値創造カンパニー―冷やす力を活かした食のバリューチェーンで、新たな価値を生みだし、人と地球がともによろこぶ食の未来をつないでいきます。』
 ▽バリューズ『〈ニチレイズム〉誠実に向き合う 質を追求する 期待を超えて挑む 力を合わせ共創する 人を大切にする』

ニチレイフーズ
 ▽ミッション『食から広がる幸せを、ニチレイが未来へつなぐ』
 ▽ビジョン『食と人と地球の懸け橋になる、価値創造カンパニー冷凍の力でくらしに笑顔と感動を届けます―地球の資源を守り育てながら、素材を見極める目、おいしさを生み出す独自技術で、新たな食の在り方を創発し、社会から最も信頼される存在になります』
 ▽バリューズ『〈ニチレイズム〉誠実に向き合う 質を追求する 期待を超えて挑む 力を合わせ共創する 人を大切にする―“ハミダス”(つぎの一歩へ)もっと、チャレンジして もっと、思いやりをもって もっと、楽しく』

スーパーマーケットトレードショー開催 「冷凍」ゾーンを拡大
―― (一社)全国スーパーマーケット協会

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新たな「冷凍」ゾーン
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有名シェフの調理実演は大盛況

 (一社)全国スーパーマーケット協会は18日~20日まで、千葉県千葉市の幕張メッセで「第60回スーパーマーケット・トレードショー2026」を開催した。
 今回は、スーパーマーケットにおける冷凍関連売場の拡大と売上増、時短簡便ニーズの高まりを受け、冷凍食品関連メーカーの展示規模を拡大。前回の「食のトレンドゾーン 冷食×食」を「冷凍」ゾーンに昇格させた。また、「ご当地冷凍食品」に関するピックアップ展示コーナーを展開した。
 水産から冷凍野菜、冷凍果実、加工調理品まで幅広く取り揃えた「冷凍」ゾーンは盛況。試食や各社プレゼンに高い関心が集まった。
 なお、同展示会は27年より、年2回、2月(2月17日~19日)と7月(7月28日~30日)の開催とする。冷凍食品は2月実施の展示会が対象となる。

家庭用に伊藤ハムブランドで冷凍ハンバーグ ―― 伊藤ハム米久・新商品

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ジューシーさと肉粒感

 伊藤ハム米久ホールディングスは13日、2026年春の新商品を発表した。
 伊藤ハムブランドでは、昨年の冷凍ピザに続く家庭用冷凍食品の新商品として、「ちょい足しミニハンバーグ」(200g×12×3合)、「宮のたれで味わうハンバーグ」(150g[ハンバーグ120g+たれ30g]×10)のハンバーグ製品2品を3月1日より関東エリアより先行発売する。家庭内調理の簡便化ニーズ、献立のマンネリ化を解消するメニューに対して、「畜肉メーカーとしての品質、味で勝負。チルドで培った知見を生かし冷凍食品で提案する。トライアンドエラーを積み重ねていきたい」(同社)としている。
 「宮のたれで味わうハンバーグ」は、ステーキ・ハンバーグレストラン「ステーキ宮」で長年親しまれている「宮のたれ」をかけて味わうハンバーグ。内包と外包でミンチの挽き目を変えた二重構造により、ジューシーさと肉粒感を楽しめる。家庭用調理では再現が難しい外食品質を目指した。添付の「宮のたれ」は、解凍してそのままかけても美味しく食べられるよう加熱調理を加えている。「ちょい足しミニハンバーグ」は、弁当や夕食の副菜、作り置きにも使いやすい丁度良いサイズ(1個約17g)のハンバーグ。万能おかずとして、いつものメニューにトッピングするだけで料理を華やかにできる。カレーやパスタやオムライスなど日常メニューにプラスし献立を彩る。

■米久ブランド、「-15℃」帯商品を拡充

 米久ブランドでは、畜産冷凍で-15℃商品の拡充を図る。新商品では「つくね串ピロ」「スティックポテト大型パック」、畜肉製品と「割包(クァパオ)」を投入するほか、既存品「春巻き10」「THもちゅとちつるんじゅーしー水餃子(ピロ)」「ハッシュドポテトッツ」を-5℃から-15℃にリニューアル、賞味期限を1年に延長する。「畜肉売場の冷凍ケースも増えており、チルド帯よりも冷凍で販売する方がストックや保存期間も長いため、-15℃帯商品を拡大した」としている。また、ストック・節約需要に対応するために「黒酢タレ肉だんご900g」(900g[24個×4P]、参考価格税込1,560円)を投入。マイナス18℃保管商品。

外食をトータルサポート PB商品も拡充提案 ―― トーホー

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外食に関するパッケージ提案
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奥野社長

 トーホーは10日、東京・有明の東京ビックサイトで「2026年トーホーグループ総合展示商談会(東京会場)」を開催した。東京会場の出展メーカー数は121社、出展小間数は250小間、商品案内数は約6900品。来場者数は約1100名。
 今回の展示会はテーマに「NEXT FOOD VISION」を掲げ、外食向けに新しい発見、ひらめきを提案。進化する食を披露した。
 展示会での新しい取組みとして、「フードソリューションコーナー」を新設。グループ企業により外食産業のトータルサポートをコーナーを設置し提案。㈱エフ・エム・アイによる最新スマート調理機器や専属シェフによる実演、㈱トーホービジネスサービスによる食品安全・品質サポート、㈱アスピットによる勤怠・受発注・損益管理などFLコスト可視化システム、トーホー海外部の海外出店支援、食材サポートをそれぞれ紹介、提案した。
 オリジナルコーナーでは、注力するPB「EAST BEE」で新商品、リニューアル品を100品提案。ハンバーグ、メンチカツなどの畜肉商材、ドレッシング、タレなどを紹介した。素材品コーナーでは、水産、畜産、農産の新商品、比較試食などを紹介。農産では自然解凍やカット済など人手不足対応商材として冷凍野菜・果物を大きく取り上げた。それ以外でも外食シーンを想定したメニュー提案型展示も行った。同社では、「現在、ユーザー様は課題を多く抱えている。開場早々に来場いただくことが多く、例年は1人での来場から2~3人での来場が多い」と展示会への関心が高いと述べた。

■奥野社長「勝負の年」

 同日記者会見した奥野邦治トーホー社長は足元の状況について「ディストリビューター事業は1、2月とも大きな変化はない。C&C事業のA-プライス事業は人手不足を背景に個人経営のお客様の来店が落ちている。個人店の廃業も非常に多くなっている状況で、前年をクリアすると思うが少し心配している。人手不足の深刻化が懸念される」とした。また昨年社長に就任し1年が経過、所見について「万博の良い影響、インバウンドもありホテル、外食は多くの人が訪れた、良い1年であったと思う。ただし今後は、原料高、人手不足、物流高騰など課題もあり、勝負する年ではないか思う」と述べた。
 首都圏の拡大を目指し24年末に稼働を開始した「横浜支店 横浜DC」の状況について森山隆志トーホーフードサービス社長は、「昨年3月に本格稼働。神奈川県内の4支店を移転統合で安定稼働を最優先に取組んだ。後半から順調に稼働している。フロントセンターは現在新宿1カ所だが、これから増やしていきたい」とした。

会社所在地

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