冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2024年1月第1週号

松田社長「種を育て、大きな花を」、高収益、高付加価値の提供へ ―― テーブルマーク

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吉岡前社長(左)と松田社長

 テーブルマークは1月1日付で松田要輔社長が就任した。松田社長は、「吉岡(清史)社長には非常識が常識になる中でかじ取りをしてもらいたくさんの種を蒔いてもらった。今、芽が出てきているところで、しっかり育て、一日でも早く大きな花を咲かせていきたい」とした。吉岡前社長は、「高収益な事業体制の転換と高付加価値商品の提供に取組んだ」と語り、松田体制でもこの施策を引き継いでいくことで、「食事をうれしく、食卓をたのしく。」のキーメッセージにあるパーパスの実現を目指していく。

 吉岡清史前社長は昨年12月に開いた年末会見で、「23年、年初にJT加工食品事業としてのパーパスを策定した。キーメッセージは『食事をうれしく、食卓をたのしく。』だ。これまで以上にJT、テーブルマーク、富士食品工業が一体となりパーパス実現に走っていく。子の1年は素地を作った」とした。
 「23年度は高収益な事業地体制への転換を目指し、戦略本部内に開発と調達の機能を集約し、商品企画開発からプロモーションまで一元化でスピード感アップとマーケティングを強化した。また営業本部内に物流部門と海外事業部門の2つを組み込んだ。海外事業は本格化はまだこれからだが、輸出は順調だ。高付加価値商品の提供では、直近では茨城県サンバーグのベーカリーラインに石窯オーブンを導入し、ハード系の食事パンを製造する。また『BEYOND FREE』も立ち上げ強化していく」とした。
 松田社長は、「吉岡社長にたくさんの種を蒔いてもらった。今、芽が出てきているところで、しっかり育て、一日でも早く大きな花を咲かせていきたい。『技術に立脚した顧客価値を創出し、市場創造に挑戦し続ける』という中長期のテーマに基づき、パーパスの実現を目指していく」とした。【6面に松田社長詳細】

春価格は据置きの方向 ―― 全国パン粉工業協同組合連合会・小澤理事長

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 全国パン粉工業協同組合連合会の小澤幸市理事長(富士パン粉工業社長)、關全男理事(フライスター社長)、藤川満専務理事は23年12月14日、東京・駒込の事務所で記者会見を開き、パン粉業界の現状、小麦粉価格の改定を受けて、会員の価格対応の方向性を説明した。
 小澤理事長は、「年明け予定のパン粉製品価格改定は据え置きでお願いしたいとうのが組合員共通の考えだ」とした。
 輸入小麦の政府売渡価格が10月1日から5銘柄平均で11.1%の引き下げられた。それに伴い製粉メーカーは1月より業務用小麦などの値下げを実施する。
 今回の小麦価格の値下げでのパン粉業界の対応について、「全国のパン粉メーカーにヒアリングを行った。今回、粉価は下がったが、現在の麦価の買い取り状況をみると次回(24年6月)の粉価改定では値上げが予想される。今回、値下げを行っても、すぐに値上げ対応しなければならない。春実施のパン価格改定については原則据え置きで行い、次回予想される値上げ分と相殺させてもらいたい」とした。
 小澤理事長は、「過去4回の値上げの際、なかなかコスト上昇分の満額転嫁を認められなかった、大口取引先は何とか理解してもらえるが、中小は難しい」とした。また、「パン粉業界は長年の商習慣で今までは小麦粉価格だ見ていれば、ある程度対応できたが、それ以外の原料、コストも上昇している。また人手不足や賃金上昇負担増もあり厳しい環境は更に続く」の述べた。
 關理事は、家庭用パン粉について、「過去4回値上げを進め概ね実現できたが、まだ一部量販、流通では値上げができていない。家庭用は現在、構成が1割程度で年々シュリンクしている。家庭用は数社しか生産していない。NBで適正な収益があるからPBも生産可能だ。今後の供給体制を維持するためにも価格据え置きでお願いしたいというのが希望だ」とした。
 また小澤理事長は、「我々が購入する小麦粉の1kg当たりの価格×4倍が適正価格と言われるが、実際は2倍~2.5倍であり、体力がどんどん削れ、『売りが立っても利益が出せない』状況だ。またパン粉の認知も低い。パン粉は単にパン粉を粉砕するだけではない。製法など独自の技術が必要だ。組合としても啓蒙、広報活動を積極的に行う。我々の事情をご理解いただきたい」とした。

冷凍食品年鑑2024年版を発刊

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 冷凍食品新聞社は1月5日、業界唯一の『冷凍食品年鑑2024年版』(B5判・296頁)を発刊いたします。“白い表紙の年鑑”として皆様にご愛顧いただき、回を重ねること創刊第53巻目となりました。
 2024年版巻頭コーナーでは、冷食業界の各種指標、売上ランキング等をまとめたほか、23年の業界をコンパクトに振り返る「業界日誌」を収載しています。また「総説篇」では、激しいライフスタイルの変化迎えて、これに伴う冷凍食品の消費変化、事業構造の変化を様々な角度から分析。生産、流通、マーケットごとに詳細に解説しております。
 「企業篇」では、メーカー・問屋・輸入商社・関連企業の最新データを網羅いたしました。
 定価1万8000円+税、送料実費。
 お申し込みは、電話03・3359・9191、FAX同9190。または、ホームページ(http://www.reishoku.co.jp/)まで。

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