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今週のヘッドライン|2023年7月第3週号

五目あんかけ焼そば投入 ―― ニチレイフーズ・新商品

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新香ばし麺製法
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三ツ星シリーズ

 ニチレイフーズは、秋の新商品・リニューアル商品を、家庭用・業務用合計で58品発売する。家庭用は新商品11品、リニューアル品11品を9月1日から、業務用は27品、リニューアル商品8品、常温品リニューアル商品1品を9月1日(一部10月1日、8月1日)から発売する。家庭用は今秋も生活者のニーズやトレンドを捉え、「こだわりの美味しさ」「パーソナルユース」「健康感」をコンセプトに、主食、ワンプレート、おかず、スナック、冷凍野菜の5つのカテゴリーに新たな価値を提供する。

 主食カテゴリーには、新製法で香ばしく焼き上げた麺と、大きな具材が特長のイチオシ商品「香ばし麺の五目あんかけ焼そば」を投入する。
 山形工場で焼き上げた麺に、家庭の電子レンジ調理でさらに焼き色をつける、独自の「新 香ばし麺製法」でこんがり香ばしい風味に仕上がる。6種類の具がたっぷり入ったこだわりのあんかけも特長。簡便調理が可能なトレイ入り商品。
 キューレイ新工場第1弾商品として発売するのは「国産素材の高菜炒飯」(西日本限定)。主要原料の米、高菜、卵、豚肉、にんじんは全て国産。九州産高菜の高菜漬けを大きくカットしてごま油で丁寧に炒めて仕上げた。
 炒めラインで焦がしたバターが香る、きのことバターの相性を活かしたピラフ「焦がしバター醤油のきのこバターピラフ」は香ばしい香りが食欲をそそる一品。「もちもちおこわ美味三味」は、鶏五目おこわ、赤飯おこわ、栗おこわ3種が楽しめるアソートのおこわ。プラスチック削減の環境対応包材を使用。
 ワンプレートカテゴリーには新シリーズ“三ツ星プレート”3品を上市。生パスタとこだわりのおかずがセットになった便利なプレートメニューだ。「三ツ星プレートデミグラスハンバーグ&ナポリタン」「同チキンステーキ&クリームパスタ」「同チキン南蛮&ボロネーゼ」を発表。
 おかずカテゴリーには高まる家飲み需要に、手作りの難しい人気メニューとして。「やみつきねぎ塩焼き鳥」を追加した。「アスパラチーズささみ焼き」、スナックカテゴリーには「生チョコ」のトレンドを中具に取り入れた洋風今川焼「今川焼(とろける生チョコ仕立て)」が加わった。
 冷凍野菜カテゴリーには、たん白質と野菜が手軽に摂れる健康的な組み合わせ「ささみブロッコリー」を提案する。

米飯第2拠点キューレイ新工場 ―― ニチレイフーズ

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随所にAI等最新技術を多用した新工場
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 ニチレイフーズは6日、福岡県宗像市の子会社キューレイ新工場の内覧会を開催した。
 内覧会には宗像市伊豆美沙子市長、環境省中本大輔主査、日本冷凍食品協会木村均専務理事など関係者が参加、主催者側からはニチレイフーズ竹永雅彦社長、中野泰寿専務、松尾哲哉専務、キューレイ平賀忠之社長が出席した。
 内覧会は2部構成で進行、竹永社長の挨拶、伊豆宗像市長ら招待者の祝辞に続き、中野専務による工場概要の説明、松尾専務により新工場の生産品目米飯の市場概要の解説が行われた。
 その後数班に分かれて新工場を内覧した。
 新工場は延べ床面積1万200㎡、従業員数約90名、生産品目は家庭用、業務用冷凍米飯、生産能力は日産70t。4月から本格稼働を開始。投資額は115億円。
 新工場はコックピットによる生産管理や省人、省エネ、CO2削減を目的に随所にAI等最新技術を多用した最新鋭の設備を有した米飯専用工場。
 新工場の稼働により同社の米飯生産は船橋工場(千葉県)との2拠点体勢となり生産能力は1.5倍に増える。
 キューレイは新工場稼働により今川焼や卵製品を生産する既存工場と合わせて、ニイレイフーズ6工場中、船橋工場、関西工場次ぐ、同社3番目の規模の工場となった。
 工場内には映像を併用した見学通路や、お米の気持ちになって炒飯の製造工程を体験できるバーチャル映像設備を有したPRルームなど見学者も楽しめる設備も完備している。
 冒頭挨拶に立った竹永社長は「今回新設した新工場は当社の戦略カテゴリーの一つ米飯における新たな生産拠点だ。千葉県にある船橋工場とともに東西2拠点体制の一翼を担い家庭用、業務用双方の生産能力を増強し、BCP対応の促進とさらなる安定供給を進めていく。また、伸長する冷凍米飯の需要に向けては新技術を伴うラインを導入し多様化するニーズに応えるとともに新たなおいしさを追求した商品を提案する。その他AI技術の活用による省人化及びCO2排出量削減を進め、昨年稼働開始した山形工場に次ぐ環境配慮型の最新鋭の工場として持続可能なサプライチェーンの構築に寄与する。今後も持続可能な社会の実現に向けてお客様のお役に立つ商品やサービスを提供していく」と述べた。

新中計「TGV」始動、27年度売上1兆円目標 ―― トモシアHD

 トモシアホールディングスは5日、神戸市の神戸国際展示場で記者会見を開き、前期業績や今年度方針等を説明した。
 トモシアホールディングスの2022年度(2023年3月期)業績は売上高7755億円(前期比4.5%増)、経常利益67億円(同57.7%増)と増収増益で着地した。
 外食、観光需要の回復による業務用の伸長、価格改定効果などもあり増収、利益は売上増加による利益額の増加と業務改善効果などで増益。
 同社では今年度より新5カ年中期経営計画「TGV(Tomoshia Group Vision)2027」を始動した。同中計ではコアメッセージに「地域に、本気だ。2.0 問屋、再起動(リスタート)! ジョーシキを書き換えろ」とし、経営計画遂行のため①エリア×カテゴリ×チャネル戦略②地域深耕施策③共創戦略④組織・デジタル改革の4つの柱に取組み、定量計画では初年度の2023年度は売上高8000億円、経常利益78億円。最終年度の売上高1兆円、営業利益95億円、経常利益110億円、当期純利益77億円を目指す。
 組織変更では、ホールディングと事業会社の一体化経営を進めるため、各事業会社代表に管掌業務を設定する。各事業会社の代表取締役の管掌設定では、竹内孝久副社長(旭食品社長)は経営管理・企画管掌に、谷口英樹取締役(カナカン社長)はIT・DX管掌に、堀内剛博取締役(丸大堀内社長)は人事管掌となる。

グループシナジー最大限に ―― ヤヨイサンフーズ溝口新社長

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 ヤヨイサンフーズは7日、東京都港区の同社本社で、溝口真人代表取締役社長の就任会見を行った。
 会見で溝口社長は、親会社マルハニチロの前身、大洋漁業時代からの上司である大西宏昭前社長からバトンを受けての就任に「身の引き締まる思いであり、重責だと考えている」とした上で、①マルハニチログループの一員としてシナジー効果を最大に発揮すること②営業利益をしっかり増やせる企業体質にすること―の2つを目標に掲げた。
 マルハニチログループとのシナジーの追求については「当社には業務用冷凍食品と介護食品のトップメーカーとしての地位を確立するという大きな夢を持っている。夢の実現のためにさらにマルハニチロとの連携を強化していきたい」とし、引き続きマルハニチロの執行役員食材流通ユニット副ユニット長を兼務していくことも明らかにした。
 また、企業体質の改善については「昨年度の実績は売上高394億円という売上に対し、営業利益が1億500万という結果で終了している。営業利益率が低いことこれが非常に課題となっている。これを是正するために、私の経験を最大限に生かし、考え方、手法を社内に伝えることでマルハニチログループとしての強いヤヨイサンフーズを築いていきたい」とした。
 また、社員に対しては「現状に満足せず危機感を持ってほしいということ、大いにチャレンジしてほしいということを伝えている。加えて「ありがとう」と「ごめんなさい」を言える社員になってほしい。この2つの言葉は自分で行動しない限り出てこない。何かをしたから「ありがとう」、そして「ごめんさない」を言えれば社内の雰囲気はさらに良くなり、ひとつの目標に向かって共に歩んでいける。」とした。
 なお、今後の業務用市場についてはこのコロナにより、冷凍食品に対するお客様の考え方は変化している。一段も二段も階段を上がった。コロナ後やってくるのは間違いなく人手不足である。冷食の活躍の機会はますます増えてくる。業務用冷凍食品の将来は明るい」と見通しを示した。

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