冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2022年11月第4週号

こだわり宣言をアップデート、新たな3つの価値を設定 ―― ニチレイフレッシュ・こだわりセミナー

▼キャプション▼
役員が壇上で挨拶
▼キャプション▼
田邉社長

 ニチレイフレッシュの田邉弥社長は18日、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で開いた「ニチレイフレッシュこだわりセミナー」に登壇し、同社の直近の販売実績や今後大切にしていく考え方などについて説明した。3年ぶりのリアル開催となる同セミナーでは、同社の水産及び畜産事業の取組についての説明を受け、夫馬賢司株式会社ニューラルCEOの基調講演「水産、畜産のサステナビリティ課題と展望」などが行われた。

 田邉社長は同セミナーの冒頭で、要旨次の通り挨拶した。
 まずは前中計の成果と課題について報告する。当社の事業のうち、水産事業は世界的な価格上昇と消費低迷の中で、幅広い業態への提案を進め、海外向けの販売も強化したことで売上が堅調に推移している。畜産は環境変化による国産生鮮品の販売低下やコロナ禍で生産が停滞し世界的な価格上昇などの影響を受けたものの、健康価値商品など新たな市場の開拓も進んだ。以上の結果、当社の実績は減収増益で推移している。
 今年度、ニチレイグループの新中期経営計画が設定された。水産、畜産を基盤とした事業会社である当社は、グループのサステナビリティ方針の実現に向けて、グループの先頭に立って進んでいく。
 これまで当社では、「こだわり宣言」の中で設定した、「鮮度」「美味しさ」「安全」「安心」「健康」「環境に優しい」という六つのキーワードの下で原料の調達や商品の販売に取り組んできた。このキーワードについて、これまで作ってきた価値を見直し、今後私たちが大切にする社会と生活者に対する三つの価値に位置付けて更に取り組みを深めていきたい。
 「安全」「安心」については、基本価値に位置付ける。常にアップデートし、積極的に情報を開示する。ニチレイグループの品質保障力を生かしたい。
 「鮮度」「美味しさ」は素材価値に位置付ける。当社はこれまで独自の視点で素材を開発し、優れた商品を展開してきた。これからもこのこだわりを持ち続け、素材の力を引き出していく。
 「健康」「環境に優しい」については未来価値に位置付ける。高齢化や社会変化でますます高まる健康価値にオメガバランスミートなどの展開で対応し、脱炭素化などの社会的課題を見つけて取り組みを進める。
 新たに定めた三つの価値の下で役割をしっかり果たしていくことを私たちの「新こだわり宣言」としたい。

●セミナーでは新体制も紹介

 今年度のニチレイフレッシュこだわりセミナーは、テーマに「ニチレイフレッシュの約束~未来に向けて私たちができること~」を掲げた。田邉社長の挨拶に引き続き、全執行役員が登壇して挨拶し、新たな役員体制を紹介した。
 水産事業の説明には吉原隆之水産事業部長が、畜産事業の説明には澤崎元水産事業部長が当たった。(詳細を本紙に掲載)

セブン─イレブン・下期商品戦略 冷食は月次売上2桁増続く ―― セブン―イレブン・ジャパン

▼キャプション▼
青山商品本部長

 セブン―イレブン・ジャパンは17日、2022年下期商品戦略説明会を開催した。
 冷凍食品については、直近の月次の販売実績で前年比2桁の伸びが継続していることを明らかにした。同社が進めている日本デリカフーズ協同組合(セブンの中食を製造するメーカーの組合)加盟社への冷凍食品の委託も順調に進んでいる。加盟社に新設を働きかけている冷凍食品専門工場について、既に冷凍パスタなどを製造する1工場が稼働しており、12月中には和風冷凍麺などを製造する新工場が稼働することを明らかにした。
 3工場目については、工場の稼働状況や冷凍食品の販売動向を注視した上で取引先と協議を進める方針を示している。
 前年度内に予定していた店舗の「新レイアウト2022」(冷凍食品などを強化した新レイアウト)へのリニューアルについては、「住宅型」「郊外型」1万2000店舗、「都市型」1500店舗への切り替えがスケジュール通りに完了した。今後は市場環境の変化を注視しながら新たな改装計画を検討する方針を示している。
 青山誠一取締役執行役員商品本部長は「当社は元々冷凍食品の展開が弱かったが、各社が単一のパッケージで展開した〈おかづまみ〉がヒットして以来、大幅な強化に取り組んできた」とした上で「これまでは大手NBメーカーへの委託が多かったが、商品の幅を広げるという課題を解決するために、デイリーメーカーに冷凍食品の製造にチャレンジして頂いており、この取組が順調に進んでいる」としている。

価格戦略は3ライン 商品部に新部署設立

 商品全体の取組として、今年度継続して実施している月替わりの「メインフェア」「サブフェア」対象商品の売上が好調に推移していることを受けて、今後は「地域フェア」も毎月実施する。商品は全国のベンダーにエリア毎の特色ある商品を開発してもらう。
 価格戦略については、取り扱う商品を付加価値型の「松」、基本商品の「竹」、値ごろ感のある「梅」の3ラインに分類して個別の販売戦略に取り組む。
 また、21年に売上を落としたPB〈セブン・プレミアム〉について、10月に取引先を集めた会合を開き、商品の磨き上げを要請したと説明。8月から売上が前年度比で増加に転じており、通期の販売額も前年を超える見込みだと説明した。
 組織面では商品部内に「リテールメディア推進部」を立ち上げる。新設する部署では顧客データや行動データと会員基盤を活用し、ECやアプリとオフライン店舗に広告配信を行う。(詳細を本紙に掲載)

年間7万超の応募規模に ―― 首都圏市販冷食連絡協議会

▼キャプション▼
齊藤会長

 首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協・齊藤顕範会長)は17日、東京大田区の同会事務局で「2022年度秋期毎日おいしい!冷凍食品キャンペーン」の抽選会を行った。
 秋期キャンペーンは、10月の1カ月間実施し、応募総数は2万3864通となった。1カ月間の開催にも関わらず2万超の応募を集めた。
 市冷協では今年設立35周年を記念して、例年1回の消費者キャンペーンを今年は、夏、秋の2回実施した。夏キャンペーン(6月1日~7月末の2カ月間実施)は4万9981通の応募だった。夏、秋の2回の応募総数は7万2070通となった。
 秋期キャンペーンの景品は、夏キャンペーン同様にバーコード14枚「アイリスオーヤマ上開き冷凍庫(100L)」(10名)を設定したほか、6枚コースとして、話題調理家電「アイリスオーヤマ・グリル鍋3枚プレート」(30名)、人気グルメカタログ「テイク・ユア・チョイスカルミアコース」(30名)。3枚コースとして「アイリスオーヤマ・ホットプレート」(30名)、「JCBギフトカード3000円分」(30名)、「冷凍食品詰め合わせ」(30名)を設定した。

会社所在地

〒160-0008
東京都新宿区三栄町24番地
黒田ビル2階