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今週のヘッドライン|2022年10月第4週号

「冷凍食品の日」PRイベント開く 北斗さん招き魅力紹介、大櫛会長「食生活のよきパートナーに」 ―― (一社)日本冷凍食品協会

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(左から)大櫛会長、北斗さん、三國シェフ
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手際よく調理実演

 (一社)日本冷凍食品協会は17日、東京・中央区のロイヤルパークホテルでPRイベント、「10月18日は『冷凍食品の日』~べんりとおいしいのその先へ~」を開催、抽選で当選した一般消費者132名が出席した。ゲストにはタレントの北斗晶さん、冷凍食品アンバサダー・三國清三シェフを招き、日本冷凍食品協会の大櫛顕也会長とトークショーを行った。北斗さんが毎日の食事作りについて語り、冷食を使った調理を実演して盛り上がった。大櫛会長は、「冷凍食品の魅力を知ってもらい、食生活のよきパートナーとして活用してもらいたい」とするなど冷凍食品をPRした。

 今回のイベントもコロナ禍を考慮し、ソーシャルディスタンスを確保して実施された。招待客は昨年より倍増の132人を招いた。
 開会に当たり挨拶した大櫛会長は、「冷凍食品は種類が豊富で、主菜、副菜、デザートと、食卓の中で活用いただいている。最近では健康に配慮した商品、ワンプレート品など様々な商品が出ている。人生100年時代に豊かな生活をどう送るか、それには良質な睡眠、適度な運動、バランスとれた食事の三つが大切。冷凍食品は幅広く、工夫次第で楽しめる。冷凍食品を食生活のよきパートナーとして活用したもらいたい」とした。
 トークショーでは夫のプロレスラー佐々木健介氏と2人の男の子を持つ北斗さんが、「料理は見た目が一番で、色を大切に作っている」とフライパンに盛られながらも彩り良い料理が並んだ写真を紹介した。
 冷凍食品については、「うどん、シーフードミックス、ミックスベジタブル、餃子などは常備。餃子などは自分がいないときに、子供たちが自分で作れるから便利。冷凍野菜など副菜として活用している」とコメントした。
 また北斗さんが「自身でも畑で野菜を栽培しているが家で野菜を冷凍してもうまくいかない。冷凍野菜は全く違う」と語ると、大櫛会長がホームフリージングと瞬間凍結の違いを分かり易く解説する場面も見られた。北斗さんは「冷凍食品は、手抜きではなく、手間を省く手助けをしてくれる。毎日、仕事から帰ってメインは考えられても、サブのメニューまでは思いつかない。その際、冷凍食品を使用し副菜として提供できるのは便利だ」とした。
 トークショーを通じ北斗さんは、「冷凍食品はお助けマン。助けてもらっているが、栄養価などをやや疑っていたのが恥ずかしい。活用の仕方を考えていきたい。冷凍食品を使い自分の好きな時間を作る。好きな韓流ドラマを見る時間が増えるようにしたい」とした。
 イベント後に会見した大櫛会長は、「コロナの影響で啓蒙活動が十分にできない中で、昨年久しぶりに開催できた。コロナ自体は社会にとって良くないものだが、冷凍食品を知っていただくという意味では今まで使ってない方が購入され、良さを知ってもらった。色々なタイプの冷凍食品が出てきた。啓蒙活動は継続していきたい」とした。

「RFFF」で冷食参入 ―― ロック・フィールド

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古塚社長
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陳列、売り方でも世界観を伝える

 ロック・フィールドは13日、東京・渋谷のトランクホテルで11月1日発売の冷凍食品「『RFFF(ルフフフ)』ブランド発表会&試食会」を開いた。
 〈RFFF〉は、「Rock Field Frozen Foods」の頭文字。今年創業50周年を迎えた同社が、惣菜を通じて食文化創造を目指し続ける新たな挑戦として発売する、チルド料理で培ったノウハウで仕上げた冷凍食品の新ブランド。絹挽き食感の「グリルハンバーク濃厚あめ色玉ねぎソース1個入り」など主菜・副菜・おつまみを31種類揃えた。
 中心価格帯は800~900円台。販売チャネルは、自社オンラインショップ、グルメスーパー。売上計画は22年度5・2億円。25年度10億円とする。
 世界観がはっきりと伝わるように、店頭販売時には縦型冷凍ケースを用意し、そのケース内で販促物を掲示する。また、中身が見えるパッケージに霜の付きにくい包装資材を採用した。
 古塚孝志社長は、「家庭用冷食が伸びており、ストックだけでなく目的に合わせて選択されるようになってきているため、冷凍でも1ブランドを立ち上げる。シェフ監修で1人前3000円に近いものも出てきている。『レストランの味をご家庭へ』は創業のコンセプトであり、当社のDNA。家庭での変化をしっかりキャッチしていく」とした。

来春には海老商品販売開始

 〈RFFF〉は、2023年1月より、「殻ごとおいしいガーリックシュリンプ」「ミニひれカツ4枚入り」など5品を販売開始する。また、3月からは「プチトマトのポタージュ」を販売する。

通常店では冷食過去最多 ―― イオン天王町店

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約1000品の冷凍食品が並ぶ

 イオンリテールは18日、神奈川県横浜市に「イオン天王町店」をリニューアルオープンした。最新フォーマットを結集し、OMOを組み合わせた旗艦店。
 核店舗「イオンスタイル天王町」には、冷凍食品約1000SKUを展開した。冷凍食品は、約2万㎡の広大な食品売り場を有する「イオン茅ヶ崎中央店」と並ぶ、通常店として過去最大の商品数を品揃えた。
 冷凍食品売場は、2列で並べた蓋付きの平台と、平台を挟むように向かい合わせに配置した扉56枚分(うち冷凍食品は43枚分)の冷凍リーチイン什器で構成している。カテゴリー別では扉8枚分を充てた監修品冷食の充実ぶりが目立つ。このカテゴリーは、「お家で外食気分」「有名店の味」などのコーナー名で展開していた。ロイヤルデリの冷凍食品を扉2面分、留め型の〈俺の〉ブランドの商品を扉1枚分に集積し、「ポムの樹」の冷凍オムライスや、トップバリュの〈プロの一品〉シリーズなども豊富に品揃えていた。
 また、「ベーカリー」コーナーには、イオンベーカリーが展開するインストアベーカリー店舗〈カンテボーレ〉のブランドで開発した冷凍パンを扉1面分で展開していた。伸長分野の冷凍デザートはアイスクリーム売場に組み込んで扉1面分で展開していた。
 冷凍食品は、通常店舗の品揃えに加えて、8月30日に千葉県千葉市のイオンスタイルMONA内に出店し、国内最大の冷凍食品1500品を展開した冷凍食品専門店「@FROZEN(アットフローズン)」の売れ筋も導入したという。
 13日に開催したメディア向け内覧会で説明に当たった中野公現店長は同店の冷凍食品について「ニューファミリー層への対応として、近年市場が拡大している冷凍食品を地域最大級の規模で取り扱った。日常使いの商品のほかにごちそうメニューも豊富に取り揃えた」と説明している。

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