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今週のヘッドライン|2022年9月第4週号

「冷食月間」全方位でPR、小売向けPOP初展開 ―― (一社)日本冷凍食品協会

小売向けのPOP
小売向けのPOP
北斗晶さん
北斗晶さん

 (一社)日本冷凍食品協会は21日、10月の冷凍食品月間、10月18日の『冷凍食品の日』に合わせた各種PRイベントを発表した。『冷凍食品の日』PRイベントを10月17日に開催するほか、10月3日より農水省「消費者の部屋」展示も行う。例年通り、新聞、テレビ、ラジオ、WEBなどを活用していく。また、今回初の試みとして小売向けにPOPを作成、『冷凍食品の日』等の周知で需要喚起を目指す。コロナ禍の中でも全方位で冷凍食品をPRしていく。

 冷食月間に行われる協会のイベントは、10月18日『冷凍食品の日』PRイベント、農林水産省「消費者の部屋」展示、その他、新聞広告、ラジオ冠番組に加えセミナーやWebなどの多彩なイベント、メディアを活用し、冷凍食品の日、冷凍食品月間をPRする。
 10月18日『冷凍食品の日』PRイベントは、「~べんりとおいしいのその先へ~」のタイトルで、10月17日、東京・水天宮のロイヤルパークホテルで開催する。
 ゲストにタレントの北斗晶さん、三國清三冷凍食品アンバサダーと、大櫛顕也会長のトークセッション、冷凍食品レシピ料理の試食を行う。試食は着席式で行う。イベントには、消費者144名を招待する。なお、応募に関して、例年、片方50歳以上の応募条件から20歳以上なら1人、2人でも応募できるように変更した。
 農林水産省「消費者の部屋」展示は、10月3日~7日、農林水産省北別館1階「消費者の部屋」で実施する。パネル、ダミーパッケージ等の展示が中心で、試食は行わない。
 新聞広告では、10月18日の『冷凍食品の日』に「読売新聞」朝刊(全国版)、カラー1ページでゲストへのインタビューを通じ、冷凍食品のメリットや上手な使い方を分かり易く解説する。「冷食ONLONE」サイトへの誘導を図る。また、「読売KODOMO新聞」(10月20日付)で子どもでもできるアレンジレシピなどを紹介する。
 その他、10月18日には、山陽新聞朝刊、愛媛新聞朝刊、徳島新聞朝刊に全5段広告を掲出する。

ラジオは冠番組も

 ラジオは、冠番組では、東京エフエムで、「浜崎美保のSUNDAY冷凍SHOW supported by 日本冷凍食品協会」、RSK山陽放送(岡山)10月16日19時~19時55分で「美味しく!もっと豊かに!! 冷凍食品HAPPYLIFE!!」(10月1日14時~14時30分)を放送。同番組はRCC、四国放送、南海放送でも放送される。
 また朝日放送ラジオでも「日本冷凍食品協会プレゼンツ」(タイトル調整中)を10月中頃に放送予定。その他地方局でのラジオでの出演し、冷凍食品の魅力を伝える。
 また、朝日放送ではテレビでも10月中に冷凍食品の優れた特性等について解説する番組を放送予定。
 セミナーでは産経新聞大阪本社企画による「食生活を充実させるための冷凍食品活用術」を10月6日に大阪のサンケイブリーゼ小ホールで開催する。ゲストスピーチにかつみ♥さゆりを招き、冷食協の三浦佳子広報部長が講演する。一般消費者150~200名を招待する。その模様は10月17日もしくは18日の産経新聞大阪版、リビング新聞(大阪市)で紹介される。
 WEB広告ではWEB開催の「くらしフェスタ東京2022」(10月21日~23年1月20日)のホームページ内に、協会制作の消費者向け動画5本を配信する。

店頭POPで認知向上図る

 今回、初の取組みとして、小売店向けにPOPを制作し配布する。売場向けに「10月18日は冷凍食品の日」「10月は冷凍食品月間等のPOPを制作、小売店に配布してもらうことで、「冷凍食品の日」等の周知で需要喚起を図る。協会卸会員を通じて配布しており、展示店舗数は、スーパー約1200店舗、コンビニ約2万店舗。スーパーは地方等が中心、コンビニはセブンーイレブン。

キャンペーンに過去最多の応募、セカンド冷凍庫が貢献 ―― 首都圏市販冷食連絡協議会

齊藤会長(右)と三浦佳子冷食協広報部長
齊藤会長(右)と三浦佳子冷食協広報部長

 首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協・齊藤顕範会長)は15日、東京・豊洲の豊洲ベイサイドクロスタワーで「2022年度消費者キャンペーン(夏)抽選会、報告会、秋のキャンペーン説明会」を開催した。
 市冷協では今年設立35周年を記念して、例年1回の消費者キャンペーンを今年は夏、秋の2回開催することにしているが、今回は6月1日~7月末に行われた「毎日おいしい冷凍食品キャンペーン」の抽選会、結果報告を行った。
 応募総数は4万9981通で前回より約9000通増加するなど、過去最多の応募となった。
 今回は例年のバーコード3枚、6枚コースに加え、話題のセカンド冷凍庫が当たる14枚コースを新設。セカンド冷凍庫(当選50名)には9861通の応募が集まり、全体の応募総数を押し上げた。齊藤会長は「こんなに応募総数が増えるとは思わなかった。セカンド冷凍庫のニーズを強く感じた」と、キャンペーンの手応えを語った。
 秋の消費者キャンペーンは10月の1か月間実施する。景品のコース設定は夏同様にバーコード14名、6枚、3枚の3コースを設定。好評だった「セカンド冷凍庫」も継続して行う。

 ■齊藤会長、「冷食はまだまだ伸長続く」
 齊藤会長は報告会で市販冷食のマーケットについて、「小売各社は前年の客単価、客数を維持すべく、お客がワクワクできる品揃え、食べたおいしい商品、価値ある商品で売場作りに奮闘している。市販冷食も新店では品目数を拡大するなど、魅力ある売場作りの役割を担っている。当業界も原料コスト等の厳しい状況にあるが、市場をみると7月単月は前年クリア(SRI)であり、まだまだ需要の高止まりは続いている。総務省家計調査の調理冷食の支出額も7月は869円。前月比で33円増、前年同期比で66円増。2019年7月対比で169円増加している。市販冷食が家庭に浸透し、伸長し続けている」とした。

「【魚屋が】鯛だし海鮮ちゃんぽん」発売 ―― 柳川冷凍食品

コクとうま味が特長
コクとうま味が特長
▼キャプション▼

 福岡県柳川市の柳川冷凍食品は、9月1日から家庭用新商品「【魚屋が】鯛だし海鮮ちゃんぽん」を発売した。
 価格は500円(税別)。全国の量販店の他、柳川冷凍食品本社敷地内直売所(福岡県柳川市西蒲池1028番地)及びLINE通販で購入可能。


 同品は 長崎県産の鯛のアラから抽出したエキスを使用した、コクとうま味が自慢のスープが特徴で、具材にはエビ、イカ、アサリの3種類のシーフードを贅沢に入れ、国産のキャベツと紅白蒲鉾、キヌサヤを混ぜ合わせて彩りよく仕上げた。また麺はブレンドした小麦粉を使用し、ソフトな食感の中にもコシが感じられる麺に仕上げた。
 同社の【魚屋がパスタ】シリーズは、オリジナル生パスタ麺使用(フィットチーネ)のためモチモチの触感、簡単調理(電子レンジ約7分)などを特徴として200万食の販売実績を持つ。(詳細を本紙に掲載)

サンジェルマンを売却、TMのパン事業は継続 ―― 日本たばこ産業

 日本たばこ産業は15日、同社連結子会社でベーカリー事業等を展開する(株)サンジェルマン(横浜市)の全株式を(株)クリエイト・レストランツ・ホールディングス(東京都品川区、川井潤社長)に譲渡すると決定し、同日付で株式譲渡契約を締結したと発表した。譲渡額は全株式6000株で23億4000万円(予定)、譲渡実行日は12月1日付を予定する。なお、サンジェルマンの子会社の(株)北海道サンジェルマンも株式譲渡に伴い、クリエイト・レストランツHDの傘下となる。
 JTの今後の加工食品事業は、冷食・常温、調味料の2つの事業に注力し、更なる利益成長を目指すとしている。
 なお同社子会社のテーブルマークが展開する焼成冷凍パン事業は今後も継続していく。

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