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今週のヘッドライン|2022年6月第2週号

3年ぶりにリアル開催、工場監査コロナ前に戻す ―― 日本冷凍めん協会・総会

吉岡会長
吉岡会長

 (一社)日本冷凍めん協会(吉岡清史会長)は8日、東京・品川の品川プリンスホテルで「第19回通常総会」を開催した。リアルでの通常総会開催は3年ぶり。吉岡会長は2020年には冷凍めん生産量が20億食を突破したことに触れ、各会員の努力を讃えるとともに、コロナ下で一部制限のあったRMK認定工場の工場監査をコロナ前の状態に戻し実施していく方針を示した。また2022年度は前年度好評だったレシピコンテストを継続、業務用においてもプロ対象のレシピコンテストなどを実施していく。

 白潟昌彦副会長の開会の言葉に続き、挨拶した吉岡会長は「まずは本総会がこのように3年ぶりに関係者が集まり対面で開催できたことを大変嬉しく思う。冷凍めんの生産量は2020年度には20億食を突破した。過去最高の生産量だ。コロナによる特需があったとはいえ、これはひとえに会員企業の皆様の努力の賜物である。今年度、冷凍めん協会としては協会の基本方針に基づき、さらに消費者の信頼を得られるように様々な取り組みを進めていく。冷凍めんの需要はまだまだ高まっているものと実感している。今年度も事業環境の厳しさを誰もが実感していると思うが、協会も日々の環境の変化にスピード感を持って対応していく」とした。
 2022年度の具体的な施策としては回数を減らし、一部Webで実施していたRMK認定工場の工場監査を「コロナ前の状況に戻す」(吉岡会長)とし、実訪問での監査実施と、必要に応じての複数回の監査を実施していく。(詳細を本紙に掲載)

 【22年度役員】(☆は新任)▽会長(代表理事)=吉岡清史▽副会長・会長代行・技術委員長=白潟昌彦▽副会長・情報委員長=岡田賢二☆▽副会長=木村富雄▽同=伊勢英一郎☆▽同=鳥居憲夫▽専務理事=桑山和基☆▽理事・会計担当=道添秀樹☆▽同=斎藤和巳▽理事=上和田公彦▽同=及川俊則☆▽同=西山隆司▽理事・相談役=前場敏男▽監事=堀敬祐▽同=奥能理士☆

冷凍タイプは伸長 ―― UDF生産統計

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 日本介護食品協議会(森佳光会長、会員企業数90社)は1日、2021年1―12月のユニバーサルデザインフード生産統計を発表した。生産数量7万7460t(対前年比0.4%減)、生産金額524億1200万円(3.0%増)と、数量でほぼ前年並み、金額で引き続き増加した。
 タイプ別の「冷凍タイプ」は、1万6309t(2.2%増)、153億1300万円(4.4%増)と増加に転じた。コロナ禍の影響を受けて滞っていた施設や病院給食等での利用が回復してきたものとみられる、としている。
 販売先別では、市販用が生産量5万2723t(2.5%減)、生産額270億3100万円(0.4%増)。業務用が2万4737t(4.5%増)、253億8100万円(6.0%増)。市販用・業務用比率は数量ベースで68.1%対31.9%であった。業務用は冷凍品が7割近くを占めている。(詳細を本紙に掲載)

今期350億円へ ―― JFDA・総会

金森会長
金森会長

 全日本外食流通サービス協会(金森武会長)は1日、「第42回定時総会」を開き、会員など335人が出席した。
 2021年度の共販商品実績は330億円(前年比10.2%増)を達成。20年の減少分42億円のうち31億円を増額した。内訳は、PB商品222億円、政策商品78億円。
 金森会長は、「40社一丸となり330億まで戻した。価値ある商品をいただき、しっかり販売したい。互いが利益を確保し難局を乗り切っていきたい。今期350億円は必ずできると思っているJFDAはまだまだ成長期にある。事務局も13人体制となりシステムの入れ替えも実施済みだ。中期500億円に向け、新たに出発したい」と述べ、協力を求めた。
 第43期事業計画を発表した遠藤学副会長は、共販330億円に向けて①PB商品開発の再強化②PB商品の会員店取扱い率向上③PB商品の強化・育成④JFDAホームページを通じた情報発信力強化の4項目の施策を進めていくとした。
 また、ブランドフォーメーションの再構築として、「JFDA Plus」を名称を「JFDA Basic」に変更することを明らかにした。(詳細を本紙に掲載)

冷食は北関東最大規模に ―― イオンタウン毛呂山店

 イオンは6日、埼玉県毛呂山町に30日にオープンするイオンタウン毛呂山の概要説明会をオンライン上で開催した。同店はS造平屋建総賃貸面積1万908㎡のショッピングセンター。
 核店舗の「イオンスタイル毛呂山」では、冷凍食品約800品目を品揃える。5月28日に埼玉県久喜市に地域最大規模の冷凍食品の品揃えを目指してオープンした「南栗橋」と比べて200品増えている。イオンリテール北関東カンパニーの店舗としては最大規模の冷凍食品の品揃えとなる。
 冷凍惣菜のほか、野菜、畜肉、水産品の冷凍品も数多く取り揃え、巣ごもりで躍進したいわゆる「監修品冷凍食品」や、冷凍デザート、冷凍パンなども強化する。
 また、「キンパ」「プルコギ」などの韓国フードをコーナー化し、南栗橋店にリーチイン什器扉1枚分で売場を設けたロイヤルデリ監修品、ご当地餃子については商品数を更に増やす。

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