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今週のヘッドライン|2019年1月第5週号

冷食で朝食提案 ―― 日本アクセス・フードコンベンション2019

冷食でビジネスホテルのバイキングメニューを再現
冷食でビジネスホテルのバイキングメニューを再現

 日本アクセスは23、24日の2日間、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで春季総合展示会「フードコンベンション2019」(東日本会場)を開催した。フローズンでは、今上期の提案として冷凍食品を朝食利用する仕掛けを展開する。弁当商材などを活用し、忙しい朝の食事に、レンジで簡便調理の冷凍食品を積極的に活用してもらうことが狙い。弁当商材の用途の拡大を図り、活性化にもつなげていく。

 フローズン部門で提案したのは「朝食で二刀流」。「冷凍食品で朝食のススメ」としてリーチインケースを用いて、弁当商材などの朝食への活用を訴えた。同コーナーでは、焼きおにぎり、鶏ごぼうなど和風米飯やスープパスタ、弁当用オムレツ、弁当用パスタ、カップ和惣菜、フルーツ、パンケーキ、ピザなど和洋中メニューを陳列。冷凍食品の朝食での喫食の可能性拡大を前面に打ち出した。
 玉田功フローズンMD部長は、「二刀流としたのは、弁当品をあえて朝食で食べるという意味。今回のメニューの参考にしたのはビジネスホテルの朝食バイキングメニュー。バイキングで提供されているメニューが冷凍食品で揃えることが出来ることを訴えた。また朝は時間がないので、レンジ調理など簡便性も訴求したい」と展示の狙いとした。(詳細を本紙に掲載)

三元豚ロース生姜焼き ── 日東ベスト・新商品

三元豚ロース生姜焼き
まろやかな甘さ

 日東ベストはこのほど、Bestブランド2019新商品27品(うちブラッシュアップ・リニューアル17品)を発表した。発売は1月より順次。
 惣菜向けの「三元豚ロース生姜焼き」は三元豚ロース肉を使用。はちみつ・りんごを使ったまろやかな甘さに、高知県産生姜の香りを活かして仕上げた。週末・ハレの日にオススメの商品として提案するのは「ねぎ塩牛タン重の具」。網焼きで香ばしく焼き上げた。「旨だれ牛カルビ焼肉」は使いやすさを追求しブラッシュアップした。
 おかず・おつまみシリーズには厚切りヒレ肉をサクサク衣で包んだ「ベストデリヒレカツ」、鶏肉と3種類の野菜(たまねぎ、人参、水くわい)を使用した1個約70gとボリュームのある肉団子「大きな肉団子」を投入した。天ぷらでは「明太マヨ入りハム天(天ぷら用)」、「クリームチーズ入りハム天(天ぷら用)」の2品を提案する。
 「大判ハムカツ(大)」「同(特大)」は懐かしい味わいの大きなハムカツ。直径約113㎜の(大)と約123㎜の(特大)の2規格を揃えた。
 お弁当のメインディッシュにおすすめの商品として提案するのが「スクランブルエッグハムカツ」「肉じゃがハムカツ」の2品。給食向けには「信田煮」「同(たれ付き)」「きつねもちR(40)」等、油揚げを使用した8品をふんわりとした食感にリニューアルした。
 「プチエビグラタン」等グラタン類6品もクリーミーでコクのあるホワイトソースのグラタンにリニューアルしている。また、「きんとんパイ(丸型)」は国産のさつまいもをなめらかに練り上げて、パイ生地で丸く包んだ。
外食、ロールケーキ充実
 外食向け<ジョイグルメ(JG)>ブランドではデザートを強化。新商品として「JG20カットロール」でいちご、宇治抹茶、Wチョコ、4種のチーズ、北海道産メロン、鳥取県産スイカを発売した。「JGスフレロール5」のプレーン、宇治抹茶はブラッシュアップを図った。

3食をマルチパッケージに ―― テーブルマーク

3食をマルチパッケージに
縦横陳列可能

 テーブルマークはこのほど19年春夏の家庭用冷凍食品において、主力の素材麺「さぬきうどん」を「もっと買いやすく選びやすい売場へのシフト!」として、パッケージを変更する。5食入りでは、「購入意向」「好感度」「オリジナリティ」「上質感」を消費者が感じ取れるパッケージに変更した。3食素材麺では、「もっと並べていただくために」をコンセプトに「さぬきうどん3食」「稲庭風うどん3食」等を縦横陳列可能なマルチパッケージにリニューアル。リーチインケース売場に対応した。(詳細を本紙に掲載)

バゲットピッツァ提案 ―― 日本ハム冷凍食品・新商品

ご褒美PIZZA
お酒とともに

 日本ハム冷凍食品は18日、2019年春商品として新商品8品、リニューアル品8品を発表した。発売は2月1日より順次。
 新シリーズとして投入するのは<ご褒美PIZZA>。ガーリックソースを塗ったバゲットに、4種のチーズとベーコンをトッピングした「4種チーズとベーコンのバゲットピッツァ」、5種のチーズとベーコンをトッピングした「5種チーズとベーコンのハーフピッツァ」の2品を揃えた。ともにカット済みで食べたい時に、食べたい分だけ食べられる商品。酒のつまみなどにも最適だ。
 唐揚げもラインアップを強化。ボリュームパックの「若鶏ももからあげ777g」を投入する他、「若鶏ももからあげ280g」を
 和風仕立てにリニューアルした。お弁当には彩りを豊かにする「紅しょうがからあげ」や「国産鶏からあげ」を追加した。
 注力する小分けカップ中華には「中華肉団子」を追加。パインアップル入り。

関東エリアに進出 ―― コスモス薬品

 コスモス薬品(福岡県福岡市)が関東に進出する。2020年5月までに東京都渋谷区広尾、同中野区に「都市型小型店」を新設すると共に「郊外型大型店舗」の出店準備も進め、物流網の構築も急ぐ。17日に東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催した2019年5月期第2四半期決算発表会の席上で明らかにしたもの。
 説明に当たった横山英昭社長は、「今年は、当社にとって首都圏進出のスタートの年に位置づけている。グループの店舗数が約1000店に拡大したことから、将来性の高い関東への進出を決めた。失敗を恐れずチャレンジする」とした。
 同社が出店する店舗の内、「郊外型大型店舗」は店舗面積2000㎡規模の2階建てピロティタイプを基本フォーマットに位置づける。既に千葉県、茨城県、神奈川県、茨城県で用地の調査を進めており、今後も敷地面積600坪以上の用地を積極的に確保して大量出店を図る。
 品揃えについては1店舗当たりの売上構成比が56%以上を占めるなど、ドラッグストア業態の中で高い水準を誇る食料品の構成比を維持する方針だ。
 「都市型小型店舗」は、店舗面積150㎡~300㎡を基本フォーマット。食品の構成比は低く抑え、冷凍食品の取扱いも現状では検討していない。
 なお、都市型小型店の出店ペースは、全国で100店を予定している新設店の内、1割程度に留まる見込み。横山社長は、「都市型小型店はあくまでも副業だと考えている。主力の郊外型大型店を中心に出店していきたい」としている。

会社所在地

〒160-0008
東京都新宿区三栄町24番地
黒田ビル2階