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今週のヘッドライン|2018年12月第1週号

香川専務が社長に昇格 ―― テーブルマーク

香川新社長
香川新社長

 テーブルマークは11月26日、代表取締役社長に香川雅司専務執行役員マーケティング&セールス本部長の昇格を決定した。
 川股篤博社長は退任、日本たばこ産業執行役員食品担当に就任する。19年1月1日付。
 香川雅司(かがわ・まさし)氏は昭和39年6月25日生まれの54歳。香川県出身。同62年3月大阪大学工学部卒、同年4月旭化成工業(現旭化成)入社、平成12年10月日本たばこ産業入社、同14年7月威海佳康食品有限公司総経理、同20年4月テーブルマーク中国統括部長、同24年4月事業推進部長、同25年執行役員商品本部長兼研究開発担当、同26年4月常務執行役員商品本部長兼研究開発担当、同27年1月より専務執行役員マーケティング&セールス本部長。

業務用価格を改定 ―― ニチレイフーズ

 ニチレイフーズは、11月30日、19年3月1日納品分から業務用商品の商品価格を改定すると発表した。
 対象商品は冷凍食品及び一部常温商品。値上幅は約3%~7%。使用原材料を含む商品設計や生産国・生産工場によって改定幅は異なる。
 同社では価格改定の理由を「原材料価格の高騰や海外ならびに国内での人件費の増加、包装資材費、エネルギー・物流費等のコスト上昇が続いている。このような厳しい環境の中、全社挙げての効率化、合理化、原材料の見直し等の対応を進め、できる限りのコスト削減に取り組んできたが、自助努力だけではコスト吸収の限度を超える状況となった」としている。
 業務用冷凍食品の価格改定の発表は、味の素冷凍食品に次ぐもので、今後他社も続くものと思われる。

家庭用・業務用で3~10%の値上を発表 ―― シマダヤ

 シマダヤは11月28日、2019年3月1日納品分より商品価格を改定することを発表した。家庭用商品は希望本体価格を3%~10%値上、業務用商品は納品価格を3%~10%値上する。
 同社では今回の価格改定について「主に主原料である小麦粉や、原油価格高騰による生産工場のエネルギーコストなどが大幅に急騰しており、現行の商品価格を維持することが大変難しい状況となり、価格改定を行わざるを得ないという判断に至った」としている。

冷食初の専門工場製造品、5種のチーズグラタン発売 ―― セブンイレブン

5種のチーズグラタン
順次全国に拡大

 セブン-イレブン・ジャパンは11月27日、<セブンプレミアム>ブランドの冷凍食品として初の専用工場製造品となる「セブンプレミアム5種のチーズグラタン」(税抜き278円)を発売した。販売エリアは東北、新潟、北陸を皮切りに、順次全国に広げていく。
 同品は、惣菜などの製造・販売を行うヤマザキ(静岡県、山崎朝彦社長)のグループ会社で、同社のチルドグラタンなどを製造するユニフーズ(同)が静岡県に有する工場が製造する。セブン-イレブンの冷凍食品を製造する専用工場は初となる。(詳細を本紙に掲載)

業務用の苦戦目立つ ―― メーカー各社・上期冷食販売動向

メーカー各社・上期冷食販売動向

 冷食メーカー各社の19年3月期第2四半期決算が出揃った。冷食売上高を見ていくと業務用での苦戦が目立つ結果となった。惣菜などは比較的好調に推移したものの、料飲関係は天候不順や相次ぐ自然災害により客足が鈍り、低迷傾向。戦略的にアイテムの絞り込みを進めたことで売上が減少したメーカーもあった。
 家庭用は今期も強みのあるアイテムへの集中が進む中、単品の品質アップが着実に売上増加につながっている。生鮮相場高のあった凍菜も代替需要で伸長した。
 売上は前年以上の進捗を見せる一方で、今上期、顕著だったのは利益面の苦戦。共通して挙げられる要因は人件費・物流費・原料価格の高騰。価格への転嫁が迫られる状況となっている。(詳細を本紙に掲載)

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