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今週のヘッドライン|2018年11月第4週号

適量、おいしさ、健康、価値をテーマに品揃え強化 ―― イオン・冷凍食品販売戦略

宇治商品部長
宇治商品部長

 イオンリテールの宇治知英デイリーフーズ商品部長はこのほど本紙インタビューに応じ、冷凍食品カテゴリーの販売方針について説明した。商品戦略では、「適量」「おいしさ」「健康」「価値」の4点をテーマに、消費者のニーズに寄り添った商品群の強化に努めていく。価格戦略については、店舗・エリアの商圏特徴に合わせて商品の価格を変動させる施策を投入した。近隣の競合状況も勘案しながら、個店ごとに細やかな値付けを行うことで、消費者がより値ごろ感を感じられる売場の構築に努めていく。

 同社が商品戦略で取り組む4つのテーマのうち、「適量」については、消費環境の変化で需要が高まっている個食商品の開発を加速すると共に、大袋商品なども定期的に投入して、消費者のニーズに寄り添った量目の商品展開を図る。(詳細を本紙に掲載)

香港アモイフードをファンド系企業に譲渡 ―― 味の素

 味の素は19日、同社グループが100%保有する香港アモイ・フード社の株式の100%をCITIC Capiral Holdings(CITICキャピタル社)系列の投資ファンドが保有する会社「CITTIC Asinan Foods HoldingsLimited」(CITICアジアンフード社)へ譲渡する契約を締結したと発表した。譲渡した上で、味の素は、CITIC ASIANFoods社の株式15%を取得して、合弁事業を開始する。譲渡実行日は、18年度第4四半期中を予定している。(詳細を本紙に掲載)

70周年祝賀会盛大に ―― 中村角

100周年に向け決意を述べる中村社長
100周年に向け決意を述べる中村社長
中村成朗会長
中村成朗会長

 中村角は21日、広島市のホテルグランヴィア広島で「創立70周年記念祝賀会」を開催、同社の主要仕入れ先が招待された。
 祝宴は、広島出身の歌手平福知夏氏(ソプラノ)、下岡寛氏(テノール)、およびピアノ枝川泰子氏による「フニクリ・フニクラ」の歌唱により開幕、70周年式典に相応しい幕開けを演出した。
 その中、冒頭挨拶に立った中村一朗社長は、「本日当社があるのは、歴代社長、役員の尽力の賜物、そして何よりも仕入れ先の皆様のおかげ」と感謝の言葉を述べた上で「70周年は通過点。10年後売上高400億円、その内業務用グループで250億円を目指す」と決意表明した。最後に「目的を達成すべく80周年、100周年に向けて努力したい」と力強く締めくくった。(詳細を本紙に掲載)

自然冷媒の転換進む ―― (一社)日本冷凍食品協会・環境計画調査

 (一社)日本冷凍食品協会は15日、「冷凍食品業界における第2次環境自主行動計画」の2017年度フォローアップ調査結果を発表した。同計画では、(1)エネルギー消費原単位の毎年1%程度削減(2)2020年までにHCFCの比率を50%程度まで引き下げる。2030年までに全廃する(3)再資源化率の向上、廃棄物の発生抑制の3点を目標としている。
 2017年度のフォローアップ調査の結果は、エネルギー消費原単位については、冷凍食品産業のエネルギー消費原単位は前年比2.3%減と、第2次計画の毎年1%程度以上削減するよう努めるという目標を上回った。これは高効率冷凍設備の導入、廃棄ロスの低減など生産工程での効率化、工場及び事務所におけるLEDの活用など省エネ励行等による結果と言えるとしている。
 冷媒については、2017年度の冷媒別構成比をみると2020年に生産中止となるHCFCは対前年比1.6ポイント低下し、62.4%に。自然冷媒の割合は、前年の17.7%から19.7%となった。(詳細を本紙に掲載)

日本冷凍食品協会・環境計画調査

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