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今週のヘッドライン|2018年6月第3週号

気仙沼工場が復活、立地協定締結式を実施 ―― ヤヨイサンフーズ

左から伊藤社長、村井知事、黒本社長、菅原市長
左から伊藤社長、村井知事、黒本社長、菅原市長

 ヤヨイサンフーズは12日、宮城県仙台市の宮城県庁において、気仙沼工場建設に関する立地協定締結式を実施した。協定締結式には伊藤滋マルハニチロ社長、黒本聡ヤヨイサンフーズ社長、村井嘉浩宮城県知事、菅原茂気仙沼市長の4人が出席。協定書への署名の後、記者会見が行われた。村井県知事、菅原市長からは今回の新工場建設決定に対し感謝の言葉が述べられ、伊藤社長はグループの中核工場としての期待を語った。黒本社長は工場概要および工場名称を「気仙沼工場」とした理由を説明。事業拡大への決意を明らかにした。

 冒頭挨拶に立った村井知事は「ヤヨイサンフーズの前身であるヤヨイ食品の気仙沼工場が東日本大震災の甚大な被害に遭い、同市松川に復旧していたが、このほど、新たに最新鋭の工場を建設するご決断をいただいた。黒本社長、伊藤社長のご決断に改めて厚く御礼申し上げる」と感謝の言葉を述べた。菅原市長は、「ヤヨイさんにはぜひ、気仙沼でもう一度復活していただきたいということを心に決めて、気仙沼市としてもできるだけのことをしてきたつもりだ。マルハニチロの傘下となり、さらにその思いを強くした。気仙沼市はまぎれもない“マルハの港”だった。気仙沼市の復興にとって大変大きな出来事であり、新工場建設は我々を大きく後押しするもの。心から感謝申し上げる」とした。
 伊藤社長は「当社グループにとって宮城県での冷凍食品新工場の建設は昨年から稼働した新石巻工場に次いで2つ目の工場だ。2工場とも震災前の地に再び建設することになり大変感慨深いものがある。当工場はグループ新中期経営計画において成長戦略の一翼を担う業務用冷凍食品の中核工場と位置づけ、地域に貢献していきたい」とした。(詳細を本紙に掲載)

「宮崎育ちのほうれんそう」が凍菜初の機能性表示食品に ―― ジェイエイフーズみやざき

宮崎育ちのほうれんそう
宮崎育ちのほうれんそう

 ジェイエイフーズみやざきは5月30日、同社が約6年前より販売している冷凍野菜「宮崎育ちのほうれんそう」を、ルテイン機能性表示食品として3月26日付で消費者省に申請し、5月下旬に受理されたことを発表した。冷凍野菜としては初の機能性表示食品となる。(詳細を本紙に掲載)

Tokyo Pasta3品を全国発売 ―― 日本製粉

〈Tokyo Pasta〉シリーズ
湯せんでも調理可能

 日本製粉は6月より、冷凍パスタ〈Tokyo Pasta〉シリーズより、「生ハムとバジル薫り立つジェノベーゼ」(310g)、「ずわい蟹と海老のトマトクリーム」(390g)、「国産帆立と濃厚うにクリーム」(337g)の3品を発売した。
 同シリーズは、従来、数量限定商品として展開していたが、今回全国発売とした。満足感あるボリュームと電子レンジ調理だけでなく、湯せん調理が可能なため、複数人分の調理を同時に行うことが可能であり、夕食シーンや家族団らんの食卓でも簡単に使用できる商品として提案していく。(詳細を本紙に掲載)

前期増収増益で着地 ―― 中村角

中村社長
中村社長

 中村角は13日、広島市のホテルグランヴィア広島で平成30年度上期「角親会」を開催、冒頭挨拶に立った中村一郎社長は、平成30年3月期、同社及びグループ企業の業績を説明するとともに今期取り組みを述べた。
 それによると中村角の前3月期売上高は266億8500万円(前期比104.5%)、経常利益2億5100万円(同112%)で増収増益となった。グループ企業の業績は、協食(下関市)が売上高26億3200万円(同100.6%)、経常利益2800万円(同73.3%)、桑宗(福山市)売上高45憶3000万円(同104.5%)、経常利益2200万円(同79.5%)、カクサン食品が売上高13憶2700万円(同105.6%)、経常利益1億4400万円(同115.7%)となった。
 中村角の増収増益要因に関して、中村社長は「人件費は増加したものの、販管費全般の伸びを抑え、結果として粗利率が改善された。営業部門では、低温一部、二部、三原営業所、岡山営業所が利益計画を達成したことが増益に繋がった」とした。(詳細を本紙に掲載)

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