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今週のヘッドライン|2018年3月第4週号

春の業務用新商品198品、リニューアルは57品 ―― 業務用新商品

2018年春の主要メーカー業務用新商品
2018年春の主要メーカー業務用新商品

 2018年春夏向け業務用冷凍食品新商品・リニューアル品が出揃った。今回の新商品で目立ったのは昨年に引き続き“人手不足”対応型商品。調理現場の課題解決を第一に冷凍食品ならではの強みをフルに発揮した商品が出揃った。中でも「簡単」「時短」といった価値だけでなく、「本格」といった価値を付加することで従来の手作りに取って代わる存在の商品が増加している。健康配慮やインスタ映えなど意識したボリューム感も引き続いてのキーワード。素材や製法にこだわった商品も増える一方、値頃感の追求も一部で進んだ。

 各社の商品展開を見ていくと、ニチレイフーズは「日常以上ハレ未満」商品とともに、業態特化型商品を拡充。<シェフズスペシャリテ>に新商品3品を追加した他、バル向けに“和”の提案を行った。  味の素冷凍食品は簡便・時短オペレーション+原料へのこだわり商品、UDFやアレルゲン対応の“身体に配慮した商品”に加え、今回は価格対応型、値頃感ある商品を訴求した「お徳用中華丼の具」などを展開する<うれしい値!>商品を揃えた。
 マルハニチロは「赤坂璃宮監修香火力華炒飯」といった人手不足の現場に“本格的なおいしさ”を提案している。「ジャンボたらカツ(スキンレス170)」でボリューム感を打ち出すのは日本水産。盛りつけた時の見ばえにこだわった。主力の春巻きには新製法を導入するなど技術力の向上も図っている。
 テーブルマークはワンランク上の<麺屋匠>シリーズを投入。ケイエス冷凍食品はUDF商品を充実し、「万能素材つくね」など汎用性の高い商品を提案した。
 各社、今後の課題としては引き続き“人手不足”対応型の商品が求められる中で、いかにそこに価値をプラスしていけるかが重要になってくる。また今回、一部魚種で原料高騰の見られた魚商材が減少する一方でチキン商材が拡大するなどの傾向も見られており、これら原料事情への対応も必要だ。(詳細を本紙に掲載)

冷食売場1・5倍に ―― ローソン上期商品戦略

塩分量を抑えたガパオライス
塩分量を抑えたガパオライス

 ローソンは20日、千葉県千葉市の幕張メッセで上期商品戦略発表会を開催し、冷凍食品売場を1.5倍に広げる新レイアウト導入店舗を、今年度末までに6000店に拡大する方針を示した。
 同社では2013年より、新店を中心に冷食売場をリーチイン2面分から3面分に拡大する新レイアウトを実験的に導入してきた。この実施店舗が約5000店に拡大したことから、今後は新レイアウトを標準フォーマットに採用し、今年度中に新たに約1000店に導入する。
 また、冷凍食品の商品数を上期中に既存の80品から110品に拡大する。強化する商品は、健康軸の米飯・パスタ、個食のおかずメニューなど。
 健康軸の米飯・パスタについては、20日に、<ナチュラルローソン(NL)>ブランドから、「NL野菜を食べるガパオライス」(320g、税込399円)、「同11種のスパイス薫るバターチキンカレー」(290g、同)など、1食当たりの食塩相当量を2.3g以下に抑えたエスニックテイストの冷凍米飯4品を発売した。年度内に冷凍パスタ1品を追加して健康軸の商品を既存の3品から8品に拡大する。
 個食のおかずメニューについては、4月10日より「りんごとはちみつの甘さと生姜風味の豚の生姜焼き」(税抜298円)、「牛肉(アンガス種)を直火で焼き上げた牛カルビ焼き」(同)など畜肉系の夕食惣菜を、4月3日より「豊かなニラの風味ともっちり皮のニラ饅頭」(同198円)、「ぷりぷり海老の風味豊かな海老焼売」(同228円)などの点心を順次発売し、商品数を15品から25品に拡大する。レンジのみで調理できるワントレー商品を強化することで、簡便ニーズに対応する。
 藤井均上級執行役員商品本部長は、「冷凍食品については、忙しい現代女性などに向けて、電子レンジで温めるだけで食べられるおかず、米飯、軽食を強化する。簡便化ニーズに応えるために、そのまま食べられるワントレータイプなども展開していく」とした。(詳細を本紙に掲載)

前期は減収減益で着地 ―― トーホー・前1月期 新中計で巻き返しへ

古賀社長
古賀社長

 トーホーはこのほど平成30年1月期決算を発表した。連結業績は売上高2076億3100万円(前期比1.0%減)、営業利益18億3800万円(同36.1%減)、経常利益17億4900万円(同39.6%減)、当期純利益4億5800万円(同62.0%減)。
 前期に実施したM&Aの寄与があったものの、食品スーパー事業が回復に至らず減収。利益では、業務改革やコスト・コントロールに取組んだが、減収に伴う売上総利益の減少や人件費の増加もあり減益。経常利益は一部資産の減損処理もあり減益となった。
 13日に都内で行われた決算説明会で古賀裕之社長は、「前期は、『第6次中計IMPACT2017』の最終年度、会社創立70周年の記念すべき年だったが減収減益となり残念だ。中計の重点施策はほぼ実現できた。今期より新中計第7次中計IMPACT2020が始動する。業績は回復基調にある。売上についても新年度よりFMIがグループ化したことで押し上げる。中計の目標達成に向けて注力していく」とした。(詳細を本紙に掲載)

冷食売場でご当地冷凍コロッケ ―― イオンモール座間オープン

ご当地グルメを試食提案
ご当地グルメを試食提案

 イオンモールは16日、神奈川県座間市に「イオンモール座間」をオープンした。
 1階部分には核店舗の「イオンスタイル座間」と融合した食物販ゾーン「ZAMAデリ」を設置した。冷凍食品売場は平台3面、リーチイン10面に約200品を展開。平台のエンド什器に駿河屋本舗(神奈川県鎌倉市)の「レンジでカンタン鎌倉コロッケ」(225g、税抜380円)などを展開し、江ノ電鎌倉駅構内で販売されるご当地グルメをパネルやマネキンによる試食提案などで訴求した。(詳細を本紙に掲載)

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