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今週のヘッドライン|2025年11月第4週号

愛知・静岡へ出店構想、6社傘下の新体制に ―― ブルーゾーンホールディングス

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川野社長

 ブルーゾーンホールディングス(旧ヤオコー)は10日、2026年第2四半期決算を公表した。会見では今後の出店戦略にも触れ、新たにグループ入りしたデライトHDがクックマート業態でドミナントを形成する愛知県・静岡県への出店を強化する方針を表明。東京23区への新規出店も強化する考えを示した。併せて、今後のM&A戦略について北関東など従来の基盤にこだわらず、遠隔地のチェーンの取得も視野に入れる方針も表明している。
 同社は10月1日に持ち株会社ブルーゾーンホールディングス(以下BZHD)を新設し、傘下にヤオコー、AVE、フーコット、せんどうが入るホールディングス制に移行した。また、HD化に併せて東京、川崎、横浜などの東京湾岸地域に19店舗を運営する文化堂(売上高278億円)と、愛知県、静岡に12店舗を有するデライトHD(クックマート・売上高354億円)を買収してBZHDの子会社が6社を抱える体制になっている。
 今後の出店は、デイライトにヤオコーの出店ノウハウを導入して東海エリアにも店舗を増やす方針。加えて東京23区内への新規出店も構想している。その際、ヤオコー業態の300坪程度の店舗を出店するか文化堂の小型業態を新設するかなど、店舗のフォーマットについては検証を進める。
 川野澄人社長は新体制での成長戦略について「兄弟会社が独自性を保ち、学び合い、切磋琢磨することで前者として成長していく。経営人材の育成を進め、6社のシナジーも発揮していきたい」と説明。今後は遠方のチェーンのM&Aも排除せず、規模の拡大を図る方針も示している。

●第2Qは増収増益に

 同社の26年第2四半期の業績は、連結で営業収益3949億円(前年比9.8%増)、営業利益230億5700万円(同8.2%増)、経常利益227億1800万円(同8.7%増)、当期純利益153億5100万円(同6.5%増)となった。増収増益で推移している。
 ヤオコー単体の既存店の売上高は前年比5.0%増だった。月ごとの売上の伸び率もSMの市場平均を2%程度上回っている。平均来店客数は同2.0%増、平均客単価は同2.9%増だった。客単価の伸びは、平均商品単価が同4.1%伸長して同1.2%減となった販売点数をカバーしたことによるもの。
 PBの売上は同11.0%増だった。特に、価格訴求型商品の伸びが目立つ。
 新店は、上期に東京23区内への初出店となる「杉並桃井店」(杉並区)を出店した。11月には「板橋四谷店」(板橋区)を出店している。

新社長に武長取締役、26年1月1日付で ―― デルソーレ

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武長氏

 デルソーレは14日開催の取締役会において、来年1月1日付で代表取締役社長に武長栄治取締役製造開発ユニット管掌が就任することを決議した。
 大河原泰社長は自らの申し出により代表取締役を辞職、取締役(非常勤)に就任する。
 同社では「事業環境の変化に対応する経営基盤の強化と活性化を図り、中長期ビジョンにおける目標達成および持続可能な成長と企業価値の向上を加速するため、次世代リーダーのもと経営体制を刷新することとした」としている。
 武長栄治(たけなが・えいじ)氏は1978年4月12日生まれ47歳。千葉県出身。2001年ボストン大学卒業、2009年6月ジェーシー・コムサ(現デルソーレ)入社、2013年6月執行役員事業開発本部グループリーダー、2019年2月執行役員生産本部副本部長、2022年6月取締役製造・開発ユニット管掌で現任。

ベトナム向けに冷食投入 ―― 日清製粉ウェルナ

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独自の配合と製法による生パスタ使用

 日清製粉ウェルナは、子会社であるベトナム日清製粉とベトナム日清テクノミックにおいて、ベトナム国内における家庭用製品市場向けに、パスタ、冷凍パスタ、レトルトソース(パスタソース、炊き込みご飯の素)、プレミックスの4つの主要カテゴリーにおいて、7日以降順次、新製品を発売している。
 同社は海外現地完結型事業の拡大に向け、昨年秋にベトナム国内における家庭用製品市場に本格参入し、パスタソース、炊き込みご飯の素などの販売が順調に推移している。
 このほど、レトルトソースおよびプレミックスの新製品を拡充するとともに、新たにパスタ、冷凍パスタのカテゴリーでも新製品をラインアップに加える。
 20日より冷凍パスタで発売のは、ベトナム語で「弾む」を意味する「NayNay(ナイナイ)」ブランドの2品。同社独自の配合と製法による生パスタを使用し、ゆでたてのパスタに特製ソースをかけて急速冷凍した。電子レンジにトレーごと温めるだけで。もちもちした弾むような食感の本格パスタが楽しめる。生産はタイ日清製粉。
 「NayNay生パスタ ソーセージミートソース」(270g)はじっくり煮込んだひき肉とソーセージの旨味が特徴。もちもちとした食感が楽しい平面「フェットチーネ」を使用した。「NayNay生パスタ チーズコーンソース」(同)は濃厚なチーズ、バター、コーンの甘みと旨みが特徴。もちもちとした食感が楽しい平面「フェットチーネ」を使用した。
 また、乾燥パスタでは日本で売れ行き好調の「早ゆでスパゲティ 1.6㎜」(500g)をベトナムでも販売。消費者調査から、ベトナムの消費者はやや柔らかい食感を好む傾向にあることが分かり、基本のゆで時間「3分」に加え、パッケージの表面にはゆで時間「6分」を併記し、食感の好みに合わせて楽しめるようにした。

上野原工場を増築 ―― キンセイ食品

 キンセイ食品は山梨県上野原市の「キンセイ食品上野原工場」を増築する。竣工は2026年8月を予定。4日には牛倉神社(上野原市)の中村宮司が地鎮祭を執り行った。  既存工場に隣接する用地約4550.0㎡に鉄骨造2階建て延床面積約3878.44㎡の工場を新設する。設計はミヤシタ設計が担当した。施工は早野組が実施する。  既存工場との合算で製造のキャパシティが倍増する。製造品目は冷凍トンカツ、冷凍ヒレカツ、冷凍メンチカツなど。最新鋭の設備を導入して新たなカテゴリーの商品を製造することも検討している。  増築する「キンセイ食品上野原工場」は、10年に稼働した同社の基幹工場。

〈新中華街〉30周年、豊洲でキッチンカーイベント ―― マルハニチロ

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開始直後から家族連れを中心に賑わう

 マルハニチロは15、16日の2日間、東京・豊洲のアーバンドックららぽーと豊洲ウッドデッキにて、本格中華冷凍食品〈新中華街〉シリーズ発売30周年を記念したキッチンカーイベント「わたしの街に、新中華街シリーズがやってきた!」を開催した。
 シリーズ全11品から特に人気の高い「五目あんかけ焼そば」「あおり炒めの焼豚炒飯」「赤坂璃宮の餃子」の3品を提供。〈新中華街〉の世界観を表現したキッチンカーで出来立てを振る舞い、2日間で約4000食を試食用に用意した。両日とも天候に恵まれ、開始直後から家族連れを中心に多くの買い物客でにぎわった。
 同社担当者は、「発売30周年にあたり、日頃のご愛顧への感謝を伝えたかった。『あんかけ焼そば』のように単品では認知されている一方、〈新中華街〉シリーズ全体としての認知はまだ十分とは言えない。今回のイベントをきっかけにシリーズの魅力を改めて体験していただきたい」と語った。また会場選定については、「ららぽーと豊洲は週末に1日3万~5万人が訪れる場所。多くの人に触れていただけるうえ、来年移転予定ではあるが当社本社も豊洲に所在しており、感謝の気持ちも込めて開催した」としている。
 〈新中華街〉シリーズは、“本格中華をご家庭に”をコンセプトに、赤坂璃宮オーナーシェフとの共同開発で1995年に誕生。家庭で再現が難しいプロの味を提供し続け、米飯・麺・惣菜等カテゴリーを広げている。

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