〈WILDish〉を韓国で発売へ ―― マルハニチロ

(左から)東遠ジャパン河社長、マルハニチロ長谷川部長
マルハニチロは家庭用冷凍食品「WILDish」シリーズで韓国・東遠社(Dongwon社)の「Dongwon唐辛子ツナ」を使用した「WILDish唐辛子ツナ炒飯」の韓国版を開発、韓国国内で11月より発売する。マルハニチロが輸出、東遠社が販売、現地で温来サイトでテスト販売し、状況を見て量販店で販売する。マルハニチロはNB商品の本格的な輸出となる。調理品の輸出には関税や添加物規定等の問題などハードルは高いが、今回の韓国への輸出を皮切りに拡大を図りっていく意向だ。
今回、韓国で発売する商品は、9月に国内で発売した「唐辛子ツナ炒飯」の韓国版。韓国の缶詰ツナ市場で売上トップを誇るDongwon社のロングセラー商品「唐辛子ツナ」を12.3%(仕込み時)配合し、唐辛子パウダーとロースとガーリックオイルを加えて、本場韓国でも親しまれる味わいに仕上げた。マルハニチロが商品を輸出し、販売は東遠社が行う。販売チャネルはオンラインサイトでテスト販売、状況を見てロッテマート、セブンイレブンなどの量販店での販売を検討する。販売価格は関税等もあり5000ウオン(約550円)になる見込み。マルハニチロでは、今回の韓国版発売に伴い同社公式オンラインショップや一部小売店において数量限定で韓国版「WILDish唐辛子ツナ」を12月上旬より発売する。
10月22日に会見したマルハニチロの長谷川孝成市販用冷凍食品事業部長は、「WILDishシリーズはコロナ禍にリモートワークフードとして認知が広がり、現在は年間20億円規模の主力商品となっている。東遠社とは水産で長年のお付き合いがあり、9月に同社のツナ缶詰を使用した商品を発売した。WILDishはZ世代、単身世帯が顧客の中心だ。消費の中心はZ世代以降、SDGsの意識の高まり、単身世帯の増加は世界共通のトレンドだ。当社市販冷凍食品の韓国での発売は初となる」とした。グローバル展開については、「関税や添加物規定など国により基準が違うので、なかなか進まないが、一つ一つクリアしていき、他国にも展開できればと考えている」とした。
韓国・東遠ジャパンの河基錫社長は韓国の冷凍食品市場について、「2024年
に約3000億円規模に拡大、2020年比130%の成長カテゴリーだ。冷凍米飯は330億円。市販用は165億円、オンラインは60億円規模」と説明。韓国での販売については「11月初頃からオンラインサイトでテスト販売を行い、結果を見ながら次の段階に進んでいきたい」とした。
埼玉・久喜低温物流C新設 ―― 日本アクセス

同社最大級の低温センター
日本アクセスは11月、埼玉県久喜市にチルド・フローズンの新設拠点「久喜低温物流センター」を開設する。低温物流センターでは同社最大規模となる。
冷凍食品ニーズの拡大や首都圏での既存冷凍冷蔵物流施設の狭隘化に対応するとともに、今後の成長戦略を支えるインフラ整備の一環。物流の安定供給を強化を図る。
同センターは3階建てで、チルド庫が1871坪、フローズン庫が2976坪とフローズン。冷凍設備は、高効率を追求した前川製作所のノンフロン冷凍機「NewTon」を同社初導入。冷凍設備全体の消費電力を削減し、エネルギー由来のCO2排出削減を図る。また温度差のある開口部には横吹き循環型のエアカーテン「サーモシャッター」を導入し、暖気と冷気の出入りを遮断する。
フローズンでは、「ケースシャトル」を主体としたマテハン機器を導入。「入庫」「保管」「出庫」まで一連の倉庫作業を行う自動倉庫となっている。
店舗別・カテゴリー別に順建て払出しが可能。保管能力は約1万3000ケース。搬送能力は1時間当たり3000ケース、出荷能力は同2500ケース。1~3階までケース垂直搬送機で移送する。
作業効率化や省力化を進めることで従業員の負担軽減と作業精度の向上を実現し、物流品質の強化につなげる。全体の保管能力はフローズン21万ケース、チルド5万ケース。
庫内温度はマイナス28℃のため、作業員の休憩室や暖気室なども完備している。
稼働は11月9日発注分、10日納品分から。
前期売上74億8000万円 ―― 本多

中本社長
広島県福山市の業務用卸本多は10月17日、岡山県岡山市のANAクラウンプラザホテル岡山で第11期就実会中間会議を開催、メーカー、商社31社、同社社員等計71名が参加した。
冒頭あいさつに立った中本靖司社長は同社前期(7月度)の業績を発表した。それによると同社前期の業績は、売上高74億8000万円(目標比93.5%、前年比101.7%)で着地、目標未達ながら前年はクリアした。営業利益率は3.75%を確保、増収増益となった。
中本社長は「前年は超えたが目標の売上高80億円は未達。寂しい結果となった」と振り返った上で「前期は次へのステップ。一端しゃがみこんで、何が足らず、何をすべきか、どうすべきかじっくりと考える機会としたい。最終的には中期目標2030年売上高100億円超を達成したい」とした。
今期目標は売上高81億円に設定している。「80の壁は非常に高い。会員社の方々にはしっかりと応援をお願いしたい」とした。
就実会会員の上期業績に関しては「今期(4月から)27社の販売目標50億1500万円でスタートし半年が過ぎ、23億941万円、目標比94.82%、前年比101%で推移していると報告し、なんとか50億を超えるように頑張っていきたい。生販一体となったスクラム組んで前に進んでいきたい」とした。
亀井イトーヨーカ堂元社長に旭重、近藤JF元会長が藍綬を受章 ―― 秋の叙勲・褒章

亀井氏

近藤氏
日本国政府は10月3日、秋の叙勲褒章を発表した。
業界関連の主な受章者は次の通り(敬称略)。
〈勲章〉
【旭日重光章】
▽亀井淳(元イトーヨーカ堂社長)
〈褒章〉
【藍綬褒章】
▽近藤正樹(元[一社]日本フードサービス協会会長)