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今週のヘッドライン|2025年9月第1週号

篠山工場に新ライン ―― ケンミン食品

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調理室に並ぶ18基の釜
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高村社長

 ケンミン食品は8月26日、今年3月に竣工し9月より本格稼働する篠山工場(兵庫県篠山市)の冷凍ビーフン・はるさめ新製造ライン(3号ライン)を披露した。同ラインは篠山工場の既存ライン(1、2号ライン)で培ってきたノウハウを継承しつつも、今まで人手に頼っていた工程を自動化、“人に優しい工場”を目指しながら生産能力を既存ラインの1.3倍まで引き上げていく。同社は急拡大する冷凍食品需要に対応すべく、当初2030年に予定していた新ラインの開設を大幅に前倒し。主力の家庭用、生協向けとともに、業務用分野を成長チャネルと位置付け、今後5年間で現在の2160万食から3000万食へと同工場における供給拡大を図っていく。

 新ラインは延床面積1万8000㎡、篠山工場全体の生産品目70品目中9品目を製造していく。設備投資額は22億円。今回の新ライン開設に当たり工場全体の名称も『Be-FunファクトリーSASAYAMA』に改めた。
 既存ラインとの大きな違いは調理室に並ぶ18基の釜(鉄製、1機128㎏)。自走式の連続調理釜で「具材、麺の調味液を中華の料理人が中華鍋を振るうように一緒に炒めていく」(岩本太郎工場長)。既存1、2号ラインで培った火加減、タイミングを機械にプログラミングすることで品質の安定化を図った。
 回転式自動計量器も同社のビーフン、はるさめの味を再現するに当たって大きな役割を果たす。自動計量器では具材の偏り、味のムラが発生しないよう拡販しながら14個のバケットに振り分け、最適な組み合わせを追求した。凍結工程は全長13.5mの連続式フリーザーにより約13分で急速冷凍。従来ラインに比べ約4分短縮した。
 高村祐輝社長は「思った以上の工場が出来上がり、本当に誇りに思っている。私共の考える技術を落とし込んだ世界にない工場だと考えている。ほぼ自動化しており、これまでは手作りの良さを強調してきたが、ひとつひとつ工程を機械メーカーと一体となって見直しながらラインを作り上げてきた。これからも、省人化を達成しながらさらに生産数を伸ばしていきたい」とした。

キャンペーンに3万超の応募、工場見学ツアーが人気 ―― 首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)

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(左から)鎮目会長と菅野副会長

 首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)は8月25日、東京大田区の同会事務所で消費者キャンペーン「2025年毎日おいしい!冷凍食品キャンペーン」の抽選会を開催した。
 「2025年毎日おいしい!冷凍食品キャンペーン」は6月~7月の2カ月間開催。対象商品のバーコードとアンケートを添えて応募する形式で展開。応募者の中から抽選で、セカンド冷凍庫やグルメカタログ、機能性家電などが贈られるほか、10月のトークショー&試食会、さらに新設の工場見学ツアーへの参加権も含まれる。
 今回の応募総数は3万3309通と前回比約1万通減少した。キャンペーンについて鎮目武志会長(国分フレッシュ・フードトランス執行役員低温事業部長)は、「今回のキャンペーン応募は前回比で1万通減少した。今回は従来実施していたDM(ダイレクトメール=過去の応募者向けにキャンペーン告知と応募はがきを郵送)をやめた。DMは5000~6000通郵送していたので、この影響もあると思うが、応募総数が3万通を超えたのは一定の成果があったと思う。新設の工場見学ツアーには1000通の応募があり、冷凍食品に関心があり、イベント等を楽しみにしていることが分かった」とした。

冷食部門1位は「大阪王将肉汁爆弾餃子」 ―― 日本アクセス・新商品グランプリ

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(左から)佐々木淳一日本アクセス会長、仲田社長、服部日本アクセス社長

 日本アクセスは8月27日、同社本社で、同社主催「新商品グランプリ2025年秋冬」の表彰式を行った。
 冷凍食品部門1位には、イートアンドフーズ「大阪王将肉汁爆弾餃子」が選ばれた。
 1位を受賞したイートアンドフーズの仲田浩康社長は受賞の挨拶で、「大変うれしく思う。名前に爆弾が付くので、取り扱いをいただけないチェーンも実はある。とにかく実際は爆発するような美味しさの餃子だ。餃子市場はほんの数十年前は200億円だったものが、今では700億円と3倍以上になっている。新規参入も増え売場も拡がっている。その中の1社として市場発展に貢献していきたい。また、新商品が拡販できるよう日本アクセス様の営業力に期待したい」とした。
 なお、全部門の中から総合グランプリには、ニコニコのりの「30種の素材が入った野菜ふりかけ」(加工食品部門)が選ばれた。
 冷凍食品部門のトレンド賞にはアヲハタ「まるかじゅり ブルーベリー&シトラス」。

焼肉専門店監修のワンプレート ―― エスフーズ・新商品

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 エスフーズは2025年秋冬市販用冷凍食品として新商品4品を発売する。
 ワンプレート市場が6年で7.7倍と大きく伸長する中、9月1日より発売するのはレンジで温めてすぐに食べられる焼肉専門店監修ワンプレート「平城苑監修 牛カルビ焼肉丼」(270g)「平城苑監修 カルビビビンバ丼」(同)。全国で37店舗(海外含む)を展開する平城苑が監修した。
 エスフーズが培ってきたカルビの焼き調理技術をフルに活用した直火焼き牛カルビ肉と焼肉専用だれを使用した。ワンランク上のプレートメニューとして提案していく。
 春より展開するワンプレートシリーズ〈レンジDe逸品〉にも新アイテムを追加する。「こてっちゃん和風ピラフ」(245g)は和風のピラフにごはんによく合うこてっちゃんをトッピングしたくせになる味わい。シリーズ4品での展開を図る。
 10月1日より発売するのは「牛もつ煮込み」(270g)。冷食ならではの素材の旨味を引き出した商品。にんにくとごまの風味をきかせた味噌味で、熟成期間の異なる3種類の味噌を使用しコク深い味わいに仕上げている。調理方法は袋のまま湯煎で約6分。

〈からだシフト〉にラーメン ―― 三菱食品・新商品

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 三菱食品は、同社の低温オリジナルブランド〈からだシフトシリーズ〉冷凍食品から冷凍ラーメン「糖質オフ 一風堂 白丸元味」「同 吉山商店 焙煎ごまみそ」の名店監修2品を9月1日より投入する。
 冷凍ラーメンの「糖質オフ 一風堂 白丸元味」(170g)、「糖質オフ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん」(187g)は、糖質を抑えながらも、細麺の歯切れや濃厚みそスープの香ばしさといった、それぞれの名店ならではの味を忠実に再現した。
 調理方法も従来の小袋方式を見直し、スープを直接麺にかける仕様を採用。さらに水から調理が可能で、電子レンジ加熱だけで完成する。冷凍麺とスープが同時に温まることで、一体感のある仕上がりを実現した。鍋調理にも対応し、幅広い家庭環境で利用できる。希望小売価格は2品とも600円(税抜き)。製造はマルニ食品。
 リニューアルでは、冷めても羽根のパリッと感が続く「糖質オフ 餃子」(製造=イートアンドフーズ)、「糖質オフ えびグラタン」(製造=サンマルコ食品)、「糖質オフ うどん」(製造=シマダヤ)の3品を発売する。リニューアル3品ともそれぞれ従来品より品位を向上させた。

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