冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2025年8月第4週号

凍結装置の評価に統一基準、拡大する冷食市場へ対応 ―― (一社)食品冷凍技術推進機構

▼キャプション▼
鈴木代表理事(中央)とメーカー4社

 (一社)食品冷凍技術推進機構(以下FFTec)は19日、東京都港区で記者会見を開催、食品用凍結装置の科学的根拠による業界統一基準の運用と普及に向けた「凍結装置性能評価プロジェクト」を発表した。同プロジェクトは、FFTecと主要凍結装置メーカーが連携し業界初となる性能評価基準を策定するもの。26年度以降の運用を目指していく。冷食市場が拡大する中、“凍結”に対する業界全体での透明性の高い評価基準が求められている。加えて、世界的に凍結装置の性能評価基準は定まっていないことから、日本が先駆け、世界に通用する基準を作っていくことで、品質・技術向上、日本の冷凍技術の国際競争力向上を目指す。
 発表会で説明に当たった鈴木徹代表理事(東京海洋大学名誉教授)は「昨今、冷凍食品の市場が拡大する中、大手企業は技術力があり、どのような凍結装置が良いかを理解しているが、新たに参入する企業はなかなか凍結に馴染んでいない。ユーザーが科学的根拠に基づいた選択ができず、メディアの情報にも左右されやすい。客観的判断ができない状況にある。そこに共通の基準を設けるべきだと考えた」と今回のプロジェクトの趣旨を語った。装置性能を客観的かつ定量的に示す基準を策定し、第三者委員会のチェックによる公正な認定制度の整備を進めていくことで、信頼性の高い凍結装置市場の実現を目指していく。
 先行参画企業として、評価基準の策定に主導的な役割を果たしていく企業はガリレイ(フクシマガリレイ、タカハシガリレイ)、前川製作所、サラヤ、コガサン、太陽日酸。認証制度の公正性と科学的妥当性を確保するため、コンソーシアム外に第三者委員会も設立した。評価手法の有効性や実施結果を厳正に審査し、認証制度の公正性を担保する。
 性能評価手法としては第一段階として「装置の機械性能評価」を確立した上で、「食品側の品質評価」を統合していく。「装置の機械性能評価」は①再現性のある統一基準試験での実測②異なる積載率・庫内温度のムラも考慮③凍結性能評価に用いる2つの指標(0℃~5℃の通過時間、10℃~マイナス15℃の通過時間)をポイントとしていく。なお、①には組成、凍結物性が牛肉赤身に近い事が特徴で日本冷凍空調工業会でも推奨している試料・タイロースを使用する。
 「食品側の品質評価」は①氷結晶サイズ観察②解凍時のドリップ量測定③解凍後の食感評価をポイントとしていく。
 今後の展開については26年度以降の本格運用後、凍結装置メーカーによる認証取得を推進、ユーザーへの普及活動とサポート体制を構築していく。また、評価基準のJIS/ISO化を視野に入れた展開に加え、国際会議・シンポジウムでの発表と普及、海外機関との連携による国際標準化を目指していく。

九州工場稼働で生産量25%増強 ―― イートアンドフーズ

▼キャプション▼
26年12月の稼働を予定

 イートアンドフーズは7日、宮崎県都城市に建設を発表していた新工場「九州工場」の地鎮祭を設計・施工会社や関係者が出席し執り行った。
 九州工場は、25年9月に着工し、2026年12月の稼働開始を予定している。
 「九州工場」は敷地面積8259㎡、延床面積7839㎡で、総投資額は約66億円。主な製造商品は、「羽根つき餃子」「羽根つきスタミナ肉餃子」「ぷるもち水餃子」、「たれつき肉焼売」、「小籠包」など。稼働時点で月間約1300tの生産能力を見込む。これにより、グループ全体の製造能力は25%増強される見通しとなる。
 挨拶した仲田浩康社長は「新工場は新鮮な農畜産物を活用し、大阪や神戸へ海上輸送することで物流業界の『2024年問題』の課題解決にも貢献する。また災害時のリスク分散や事業の継続性強化にも寄与する。当社は昨年、冷凍餃子売上第1位という悲願を達成した。新工場では将来的に年間生産量約2万tを想定している。今回の都城市との縁を活かし、地域の方々に信頼され、愛される工場を目指したい」とした。

プレミアムライン投入、関西、関東の名店監修ラーメン ―― キンレイ・新商品

▼キャプション▼
監修店店主(中央2名)も発表会に参加

 キンレイは19日より、〈お水がいらない〉シリーズで、同社初となるプレミアムライン新商品「お水がいらないプレミアム カドヤ食堂ワンタンめん」(494g)、「同 飯田商店醤油らぁ麺」の2品を発売する。
 〈お水がいらないプレミアム〉は“こだわり尽くした究極の逸品”をコンセプトに同社が創業50周年を記念し立ち上げた新シリーズ。今回は関西の名店「カドヤ食堂」、関東の名店「飯田商店」がそれぞれ監修。売価は既存の〈お水がいらない〉シリーズを上回る450円前後を想定している。「カドヤ食堂ワンタンめん」は鶏豚魚介の旨みが重なった芳醇醤油味でワンタンなど満足感ある5種具材入り。「飯田商店醤油らぁ麺」は醤油のキレとリッチな醤油が際立つ琥珀色のスープに真空調理のやわらかなチャーシューを入れた。
 発売日には都内で新商品発表イベントが開催され、カドヤ食堂店主橘知良氏と飯田商店店主飯田将太氏がそれぞれの商品の魅力を紹介。橘氏は「一番のこだわりはワンタン。レシピも全てキンレイさんに渡して任せた」とし、飯田氏は「小麦粉の配合や醤油の配合について0.1mm単位まで非常に細かくキンレイさんと共有してきた」とこだわりについて熱く語った。
 また、キンレイからは白潟昌彦社長、大倉孝志マネージャーが出席、ゲストとしてタレントの横澤夏子さん、鈴木亜美さんも参加し、トークセッションで会場を大いに盛り上げた。

8月8日「チャーハンの日試食会」を開催 ―― ニチレイフーズ

▼キャプション▼
ニチレイフーズ冷食ファンを対象に

 ニチレイフーズは8日、東京築地の本社で「8月8日チャーハンの日試食会」を開催した。同イベントはWEBサイト「ニチレイほほえみテラス」で公募したニチレイフーズ冷食ファンを対象としたもの。
 食べ比べの前には、「本格炒め炒飯」の開発者が映像と共に「本格炒め炒飯」の製造工程を細かく解説、来場者は普段口にしている「本格炒め炒飯」の大量かつ緻密な製造工程に感嘆の声を上げていた。
 参加者全員の自己紹介後小さなカップに入った同社の様々な炒飯を商品開発者と共に食べ比べた。また招待者はニチレイフーズの炒飯に関して〈選ぶわけ〉〈食べたい時の気分〉〈ひと袋の量〉〈食べるシーン〉〈おすすめ〉〈エピソード〉〈リクエスト〉の複数の質問の答えを用意された紙に記入、〈リクエスト〉では「袋にチャックがあるとうれしい」など様々な感想や意見が寄せられた。
 同社では今後も同様な試食会を実施していく予定で次回は「今川焼」を主役に開催される。

会社所在地

〒160-0008
東京都新宿区三栄町24番地
黒田ビル2階